あのグルーポンが中国へ進出

腐ったおせち騒動で一躍有名になったグルーポンですが、今度は中国への進出を予定していると、レコードチャイナが記事にしています

共同購入型クーポンサイト・グルーポン 騰訊との共同出資で中国進出

さて、中国でクーポンビジネスは成り立つのでしょうか?
「腐った何か」を販売する羽目になるのは目に見えている気がするわけですが
中国では「騙される方が悪い」という商売が横行しており、たとえ欠陥のある商品でも購入した以上は消費者の責任だとする悪徳業者が山ほど存在します
その一例として中国では薬局で販売されている医薬品の半分は偽物、コピー商品であり、薬効のない物や有害有毒な物もある、とのニュースを中国系メディアが報じていたました
ダイエット効果があるとされた中国製の医薬品を服用し、死亡する事件が日本でも発生しています
信頼性が第一とされる医薬品ですらそのような状態ですから、他の商品も推して知るべしでしょう
そんな国でクーポン商法が成り立つのかな、と思うのです
しかし、インターネットの掲示板「2ちゃんねる」によれば、中国ではすでにクーポン商法が始まっており、業者が乱立して過熱気味なのだとか


中国のインターネットショッピング産業における「団購」(一定数の購入希望者を集めれば商品を安価に購入できるという共同購入システム)市場は、早くも「千団大戦」と呼ばれる全面戦争の局面に突入した。団購サイトの団800がまとめた最新の統計データによると、2010年末現在、団購を取り扱うサイトは1726に達し、同年は一日あたり4.7サイトが誕生した計算になるという。「国際金融報」が伝えた。


ですからグルーポンといえども、「市場への参入は遅すぎた」状況のようです
日本でもクーポン販売を手がける業者が150あると報道され、「多いな」と感じたのですが、中国の1726はさすがに驚きです
クーポン商法の最大の問題は、クーポン購入で代金を前払いしてしまうところにあり、商品は購入して届くまで中身が分かりませんし、飲食店でのサービスは実際に店に出向かないと分からないところにあります
グルーポンなどは事前に厳しく商品内容やサービスをチェックしていると釈明します
が、厳しくチェックした結果がくさったおせち騒動であり、事前のチェックがまったく意味をなしていないのは明らかです
中国でのクーポン商法が現在、どのような事件を生んでいるのか、メディアにはぜひとも取材をし報じてもらいたいものです

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