米下院議員銃撃事件続報 政治的対立

民主党のガブリエル・ギフォーズ下院議員がアリゾナ州の集会で男に銃撃され、重症を負った事件の続報です
ギフォーズ議員を含め、20人もが重軽傷を負う事件でしたが、その要因を政治的な対立によるものだと伝えられています


米メディアによると、アリゾナ州南部トゥーソンのショッピングモールで8日、銃乱射事件が起き、同州選出の民主党のガブリエル・ギフォーズ下院議員(40)=女性=ら10人以上が撃たれた。AP通信によると、ギフォーズ議員のスタッフが死亡、議員は頭部を撃たれて重体という。
ほかにも数人が死亡したとの情報がある。CNNテレビによると、被害者の中には連邦判事や子どもも含まれている。銃撃犯の男(21)は警察当局に拘束された。動機や共犯がいるかは不明。
米公共ラジオ(NPR)によると、ギフォーズ議員が地元のショッピングモールで開いたイベントで支持者らに話し掛けている最中、男が駆け寄り、約2メートルの至近距離から銃を乱射したという。目撃者はCNNに、15~20発の発射音が連続して聞こえたと語った。
オバマ大統領は声明で「言葉で言い表せないほどの悲劇だ」とした上で「このように愚かでひどい暴力は、自由な社会においてあってはならない行為だ」と非難した。
ギフォーズ氏は2006年に下院議員に初当選。昨年11月の中間選挙で3選を果たした。夫は米航空宇宙局(NASA)の宇宙飛行士という。


アメリカの保守派(その中心は共和党支持者)が、敵対者を排除しろと呼びかける過激なキャンペーンを展開しており、情緒不安定な人間が扇動に乗って銃撃事件を起こした、との見方がアメリカのメディアや政治家の間に存在するのでしょう
一方で、保守派に責任を押し付けるのは不当で、政治的な陰謀だと反発る意見もあるようです。あくまでも個人の犯罪であり、保守派の政治活動とは無関係だと言いたいようです
別の報道では、逮捕された犯人ジャレド・ラウナーは麻薬使用歴があって軍への入隊を拒否された過去があると書いています
就職がままならない憤りをギフォーズ下院議員暗殺で晴らそうとしたとも考えられますがのか、まだ断定するのは早計でしょう
刑罰について言及するのも時期尚早ですが、アメリカでは死刑制度を廃止、ないし休止している州が15州あります。死刑制度廃止は北部の州が多く、南部の州はこれを維持しているという特徴があります。アリゾナ州は死刑制度が存続しています

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