第144回芥川賞・直木賞の候補作発表
144回芥川賞・直木賞の候補作が発表されました
芥川賞候補に慶応大院生の朝吹真理子さんら
http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/110105/acd1101050500003-n1.htm
記事のタイトルにもあるように、芥川賞は朝吹真理子が注目されています
新たなスターを作り出したいとの思惑が露骨すぎて笑ってしまいますが、出版不
況を打破するためにもインパクトのある新人が欲しくてたまらないのでしょう
【芥川賞】朝吹真理子「きことわ」(新潮9月号)▽小谷野敦(とん)「母子寮前」(文
学界9月号)▽田中慎弥「第三紀層の魚」(すばる12月号)▽西村賢太「苦役列
車」(新潮12月号)▽穂田川洋山「あぶらびれ」(文学界11月号)
【直木賞】犬飼六岐(ろっき)「蛻(もぬけ)」(講談社)▽荻原浩「砂の王国」(講談
社)▽木内昇(のぼり)「漂(ひょう)砂(さ)のうたう」(集英社)▽貴志祐介「悪の教
典」(文芸春秋)▽道尾秀介「月と蟹」(文芸春秋)
朝吹真理子の父は詩人・仏文学者の朝吹亮二、祖父は朝吹三吉も仏文学者で
す。フランソワーズ・サガンの翻訳家として著名な朝吹登水子は大叔母という文
学者一族のサラブレットですが、朝吹真理子自身は江戸時代の日本文学を専攻
しているとWikipediaで紹介されています
芸能界では二世タレントが溢れている時代ですが、小説の世界もそうなるのでし
ょうか?(もっとも本人にすれば好きで文学者の家系に生まれたわけではないの
でしょうから、こうした書き方は迷惑であり不愉快だろうと思います)
この朝吹真理子の対抗馬として挙げられるのは、比較文学の評論家として実績
のある小谷野敦でしょう。評論家として多くの著作がある小谷野が小説を書いて
芥川賞にノミネートされたのには驚きました
女子大生作家か、ベテラン評論家か、どちらが選ばれるのでしょうか?
直木賞の方は残念ながら自分の興味、関心のある作家の名前がありません
あえて予想するなら文藝春秋社から本の出ている貴志祐介「悪の教典」と道尾
秀介「月と蟹」が有力、としておきます
特に道尾秀介はこれが5回連続で直木賞候補のノミネートであり、本人としても
焦燥の極にあると思われます
直木賞も選考委員の顔ぶれが変わりましたので、ミステリーにも受賞の機会が
増えるのではないかと思います
(関連記事)
第145回芥川賞該当なし、直木賞は池井戸潤「下町ロケット」
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/201107article_30.html
芥川賞受賞作 朝吹真理子「きことわ」を読んで
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/201102article_34.html
第144回芥川賞決定 朝吹真理子と西村賢太
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/201101article_42.html
村上春樹はなぜ芥川賞が取れなかったのか?
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/201008article_68.html
芥川賞・直木賞候補決定
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/200907article_2.html
芥川賞・直木賞決定
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/200907article_28.html
第142回芥川賞、直木賞候補作決定
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/201001article_11.html
芥川賞該当なし 直木賞は佐々木、白石
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/201001article_33.html
五木寛之 直木賞選考委員辞任
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/201003article_28.html
第143回芥川賞・直木賞候補決定
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/201007article_3.html
第143回芥川賞、直木賞決定
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/201007article_28.html
第143回芥川賞・直木賞 選考の内幕
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/201007article_35.html
芥川賞候補「美しい顔」 講談社は盗作否定の強気
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/201807article_4.html
芥川賞候補作で盗作問題 北条裕子「美しい顔」
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/201806article_27.html
芥川賞候補に慶応大院生の朝吹真理子さんら
http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/110105/acd1101050500003-n1.htm
記事のタイトルにもあるように、芥川賞は朝吹真理子が注目されています
新たなスターを作り出したいとの思惑が露骨すぎて笑ってしまいますが、出版不
況を打破するためにもインパクトのある新人が欲しくてたまらないのでしょう
【芥川賞】朝吹真理子「きことわ」(新潮9月号)▽小谷野敦(とん)「母子寮前」(文
学界9月号)▽田中慎弥「第三紀層の魚」(すばる12月号)▽西村賢太「苦役列
車」(新潮12月号)▽穂田川洋山「あぶらびれ」(文学界11月号)
【直木賞】犬飼六岐(ろっき)「蛻(もぬけ)」(講談社)▽荻原浩「砂の王国」(講談
社)▽木内昇(のぼり)「漂(ひょう)砂(さ)のうたう」(集英社)▽貴志祐介「悪の教
典」(文芸春秋)▽道尾秀介「月と蟹」(文芸春秋)
朝吹真理子の父は詩人・仏文学者の朝吹亮二、祖父は朝吹三吉も仏文学者で
す。フランソワーズ・サガンの翻訳家として著名な朝吹登水子は大叔母という文
学者一族のサラブレットですが、朝吹真理子自身は江戸時代の日本文学を専攻
しているとWikipediaで紹介されています
芸能界では二世タレントが溢れている時代ですが、小説の世界もそうなるのでし
ょうか?(もっとも本人にすれば好きで文学者の家系に生まれたわけではないの
でしょうから、こうした書き方は迷惑であり不愉快だろうと思います)
この朝吹真理子の対抗馬として挙げられるのは、比較文学の評論家として実績
のある小谷野敦でしょう。評論家として多くの著作がある小谷野が小説を書いて
芥川賞にノミネートされたのには驚きました
女子大生作家か、ベテラン評論家か、どちらが選ばれるのでしょうか?
直木賞の方は残念ながら自分の興味、関心のある作家の名前がありません
あえて予想するなら文藝春秋社から本の出ている貴志祐介「悪の教典」と道尾
秀介「月と蟹」が有力、としておきます
特に道尾秀介はこれが5回連続で直木賞候補のノミネートであり、本人としても
焦燥の極にあると思われます
直木賞も選考委員の顔ぶれが変わりましたので、ミステリーにも受賞の機会が
増えるのではないかと思います
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第145回芥川賞該当なし、直木賞は池井戸潤「下町ロケット」
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/201107article_30.html
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https://03pqxmmz.seesaa.net/article/200907article_2.html
芥川賞・直木賞決定
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/200907article_28.html
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https://03pqxmmz.seesaa.net/article/201001article_11.html
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https://03pqxmmz.seesaa.net/article/201001article_33.html
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https://03pqxmmz.seesaa.net/article/201007article_3.html
第143回芥川賞、直木賞決定
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/201007article_28.html
第143回芥川賞・直木賞 選考の内幕
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/201007article_35.html
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https://03pqxmmz.seesaa.net/article/201807article_4.html
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