水嶋ヒロ　文学賞受賞騒動: 夾竹桃日記

2010年11月03日

水嶋ヒロ　文学賞受賞騒動

「第５回ポプラ社小説大賞」を受賞した水嶋ヒロこと斉藤智（ペンネーム）を巡る報道が続

いています。それだけ関心が高い、と言うべきなのでしょうか？

受賞までの経緯も少しずつ明らかになってきました

大賞受賞の水嶋ヒロに「出来レースではないと信じたい」の声
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/entertainers/101101/tnr1011012046008-n1.htm

記事の中では例の所属芸能事務所とのトラブル説について、「前事務所と僕ら（自分と妻

の絢香）は、あくまで良好です。ネガティブなことは一切ありません。育てていただいたこと

に感謝しております。クビにされたわけではなく、俳優業が中心ではないライフスタイルに

背中を押してくれた。心から尊敬しています」とコメントが載っています

それでも芸能事務所とのトラブル説を主張するメディアはなくならないのでしょうし、何をど

う説明したところで疑念を完全に払拭するのは難しいと思われます

さて、ポプラ社は児童書出版の大手ですが、少子化の時代を迎え児童書専門の出版社

から一般文芸書を手掛ける出版社へと業態転換を進めているのだそうです

そのため高額の賞金を設定した文学賞を主催し、新たな書き手の発掘を進めているわけ

です

今回、元俳優水嶋ヒロの書いた作品だとは知らないまま賞を決め、その後の顔合わせで

正体を知った、と記事では説明されています

ポプラ社の文学賞は他の新人賞のように作家や評論家を選考委員に起用せず、社員が

選考作業を担っているのだそうですから、こうした説明をされても半信半疑です

「出来レースだ」との陰謀説を開陳するのが目的ではありませんから、これ以上突っ込む

つもりはありませんが、不透明感は残ります

今回の受賞作「ＫＡＧＥＲＯＵ」が出版され、読者の目に触れればこうした騒動にも決着が

つくと思われますが、出版は来年になるのでしょう

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