武力衝突 韓国大統領「世界最高装備で対応せよ」
北朝鮮と韓国が南北の境界を挟んで砲撃し合った武力衝突事件で、韓国の李明博大統領は、「(北朝鮮の特殊部隊など)非対称戦力と局地戦に備え、世界最高水準の装備で徹底的に対応せよ」と述べたそうです
韓国、「世界最高」装備に増強…積極的応戦へ
いかにも韓国らしい、中身のない見掛け倒しの発言です
韓国ではこうした誇大な表現「世界最高の◯◯」が好んで用いられます。それを承知の上で大統領も国民受けするよう発言しているのでしょう
2006年10月26日付けの韓国日報は、「韓国の開発する武器はすべて世界最高水準である」とする記事を掲載しています
(前段略)
国産新兵器には、常に「世界最高」という修飾語が付く。
K-200装甲車は米軍のM2ブラッドレー、K1A1戦車は米軍のM1エイブラムスやドイツの
レオパルトIIに匹敵するかそれ以上の性能であると紹介された。
空軍の航空機KT-1、T-50も、もちろん同級最高だ。
海上兵器は、もっと胸がいっぱいだ。進水が完了したKDX-II駆逐艦もそうだし、2008年に引き渡されるKDX-IIIイージス艦の諸元は、アメリカや日本のそれを凌駕している。マラッカ海峡にまで及ぶ1000kmの探知・追跡能力に、各種最先端ミサイル約140基を装備し、無敵の全方向戦闘能力を備えているということだ。
しかし自負心に水を差すニュースもたびたび聞こえる。
国産対空ミサイル「天馬」は納入の前から全面改良中、携帯対空ミサイル「神弓」は夜間作戦が不可能、国産対空砲「飛虎」の命中率は旧型エリコン砲にも大きく劣る、などの指摘が国会で提起された。
昨年には、10年以上かけて開発された長魚雷「白鮫」と短魚雷「青鮫」に、実戦配備後に深刻な欠陥が発見され、海軍が開発企業に損害賠償を要求したこともあった。
これらはいずれも、開発成功発表当時には例外なく「世界最高性能」と広報された兵器だ。
現代兵器の性能は電子システムに決定的に左右されるため、我が国のIT技術から考えて国産兵器の水準も相当なものだろうという点は充分に見当がつく。問題は、過度な幻想を与えることだ(寡聞にして、国際公認された最高国産兵器はK-9自走砲ぐらいしか知らない)。
(後段略)
記事は韓国語のため、2ちゃんねるに貼られた翻訳文をそのまま引用しました
つまり、新しい兵器を開発するごとに「世界最高性能」と自慢し、その数ヶ月後に重大な欠陥が露呈して大騒ぎなるパターンです
上記の記事にある「国際公認された最高国産兵器はK-9自走砲」とあります
今回、北朝鮮から砲撃を受けた延坪島にもこの「世界最高性能」のK-9自走砲が配備されていたものの、6台のうち3台が故障していて使えなかったと暴露され、問題になっています
まともに整備していないのでは、いざという時に役に立ちません。今回がまさにいざという時だったわけですが
さらにカタログスペックでは1分間に6発撃てることになっていますが、実際には砲身の加熱を防ぐため1分間に1発しか撃てないと発覚し、韓国メディアは大騒ぎしています
自分たちで勝手に「世界最高性能」だと自慢して天下を取ったかのように盛り上がっておいて、今度はそれが嘘だとバレて大騒ぎをする懲りない人たちです
こうして韓国軍の不手際が明らかになったため、国防大臣が辞任しています
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