さえない今年のレコード大賞 ヒット曲不在
さらに続けてレコード大賞絡みの話を書きます
メンズサイゾーが今年のレコード大賞について記事を載せていますが、「ここ数年は決して売れているとは言えない曲を優秀作品と認めるなど『どう見てもデキレース(笑)』と一般人すら失笑するレベルにまで失墜している」と容赦ありません
レコ大は今年も完全デキレース
エイベックスのゴリ押しで、AAAやGIRL NEXT DOOR、EXILEが何か賞を取ると思われますが、世間から笑われるだけだと思います
世間の感覚から乖離したどことも知れない世界で「その年、もっとも輝いた楽曲」を選考しているのですから、当然です
レコード大賞には幾つもの黒歴史があり、自分が強く印象に残っているのが先に取り上げた「宇多田ヒカル事件」です
あれだけデビューシングル、ファーストアルバムがヒットしたにも関わらず、宇多田ヒカルはレコード大賞で冷遇されました
アルバム・セールスの最多記録が宇多田ヒカルの「First Love」なら、シングルのセールス記録は1976年の「およげ!たいやきくん」の500万枚です
テレビの子供向け番組で使われたこの曲は童謡という扱いを受け、「歌謡曲ではないからレコード大賞の対象にはならない」との理由で除外されました
ちなみに1976年のレコード大賞は都はるみの「北の宿から」が選ばれています
1976年の年間売上1位は「およげ!たいやきくん」で、2位は洋楽でダニエル・ブーンの「ビューティフル・サンデー」、3位が都はるみの「北の宿から」でした
レコード大賞が大衆の嗜好と評価に根ざすものなら、その時代を反映し、人々の心に残った楽曲を顕彰すべきだと思うのですが(それが童謡であれ)
このままなら、「レコード大賞は愚かな選択をした賞」として語り継がれるでしょう
1999年の宇多田ヒカルの目覚しい活躍を示すのが、テレビドラマ「魔女の条件」で使われた「First Love」です。オリコンカラオケチャートで15週週連続1位となりました
当時はカラオケに行けば誰かが必ず歌う曲でした
宇多田ヒカルのオリジナルのプロモーションビデオも魅力的ですが、あえてテレビドラマの画像と組み合わせたバージョンを挙げました。ひとつの時代を反映したドラマと曲の組み合わせであり、繰り返しになりますがレコード大賞はこうした「作品」をこそ評価すべきだと言っておきます。それでこそレコード大賞の社会的な意義も認められ、賞の重みを増す結果を生むはずです
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