近藤真彦 なぜかレコード大賞最優秀歌唱賞受賞

近藤真彦がなぜか、今年のレコード大賞の最優秀歌唱賞を受賞したと報じられています
歌手生活30周年の節目に当たる今年、華を添えるために最優秀歌唱賞がプレゼントされたのでしょうか?

マッチ最優秀歌唱賞受賞で史上5人目レコ大3冠

いまの若い人達は近藤真彦という歌手の存在すら知らないのかもしれません
ヒット曲もなく、話題にもならない歌手にいまさらレコード大賞(日本作曲家協会主催)が最優秀歌唱賞を与えるのは随分と不可解な話です
「心 ざんばら」は作詞家川内康範が、「愚か者」でレコード大賞を授賞した近藤真彦に歌ってもらうために作詞をした曲だそうです
当時、大切な母親を亡くした近藤真彦には大切な人を亡くした想いを綴ったこの歌はまだ早いと、ジャニーズ事務所の副社長が預かっていた作品で、近藤真彦の歌手生活30周年の記念として発売される事になった、とされています


ロック風のギターアレンジですが、曲そのものは演歌です
率直に言って、この曲を当時レコードとして発売しなかったのは近藤真彦のポップな歌謡曲路線とかけ離れた「ド演歌」だったためであり、本人のイメージが損なわれると判断したためでしょう
ともあれ、この曲や近藤真彦の歌唱をどう評価するかは人それぞれでしょうが、「レコード大賞」の運営に当たっている人たちは最優秀歌唱賞に値する判断したようです
ここ最近は歌手のレコード大賞離れが顕著であり、歌手の側がレコード大賞の審査システムを疑問視しているのは明らかです。単純に売り上げで評価するゴールドディスク大賞は受賞しても、レコード大賞はいらないとノミネートすら拒否する歌手も少なくないようです
これはレコード大賞の審査やその仕組みが無茶苦茶なためであり、当然でしょう
第41回レコード大賞(1999年)はGLAYの「Winter,again」が大賞に輝き、最優秀新人賞は八反安未果「SHOOTING STAR」 、最優秀歌唱賞が郷ひろみ「GOLDFINGER '99」でした
しかしこの年1番の話題は宇多田ヒカルであり、 デビューアルバム「First Love」はトータルで860万枚を売り上げる日本の音楽史上最大のヒットでした
しかし宇多田ヒカルはアルバム大賞と優秀作品賞を与えられただけです
本来ならレコード大賞、最優秀歌唱賞、最優秀新人賞を総なめにして当然のところです
翌年以降も宇多田ヒカルはヒット曲を出していますがレコード大賞からは手を引き、関わろうとすらしていません
レコード大賞が売り上げや歌手の実力、楽曲の評価とは無縁の、レコード会社や芸能プロダクションの話し合いや駆け引きで決まるものになってしまっているのでしょう

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