結婚詐欺師木嶋佳苗 まだまだ残る謎
結婚詐欺師木嶋佳苗は殺人容疑で再逮捕され、取り調べが続いています
雑談には応じるものの、事件の話には応じないままだ報じられていますので、事件に関する供述調書が取れるのか懸念されます
さて、メディアの報道とは別に何か情報はないかと個人のサイトやブログを巡り歩いてみました
ブログで木嶋佳苗の生い立ちに触れたものがありました
佳苗の生い立ち(1)ー絵に描いたような名家の優良少女
生い立ち(2)ー中学時代から「援交」?秀才少女の裏の顔
まるで漂流のような“憧れ”の東京生活
出典元が明記されていないのですが、2009年10月から11月にかけて事件が大きく取り上げられ、各週刊誌が記事を掲げていましたのでそれらを編集したものと思われます
ただ、これで木嶋佳苗という女性の生い立ちを描けたとは言えません
週刊誌の記者たちが現地に行き、木嶋佳苗について質問してまくったにせよ、疑問は幾つも残ります
教育熱心な母親がいたのに、なぜ木嶋佳苗は地元のあまり優秀とは言えない高校に進学したのでしょうか?
見かけと違って木嶋家の家計が火の車だったなら分かりますが
家計に余裕があれば札幌の名門進学校か、有名私立高校に入れたはずです
そして高校を卒業した彼女は大学進学ではなく、日本マクドナルドに就職という名目で上京します。もちろん最初からマクドナルドで働くつもりなどなく、東京へ行くための口実であったのだろうと推測されます
当然、そこでもなぜという疑問が湧きます。教育熱心な母親ならば大学進学を勧めたと想われるからです
親子関係が修復不可能なくらいこじれていたのならそれも理解できますが、残念ながら裏付けるようなエピソードはありません
ブログには男と出奔した説が載っていますが、状況としては十分に考えられます
上京後も実家には、「東京で働いている」とウソをついていたと思われます
上京から3年して東洋大学に入学手続きをしたものの、授業料未納で除籍になっているのは、「大学へ通うことになった」と実家にウソをつき、仕送りを受けるための口実に利用したとも考えられます
実際は風俗店の勤務などを転々としていたのでしょうが、これまでにも繰り返し書いてきたように詳細はなぞのままです
28歳で詐欺罪で逮捕されるまで、木嶋佳苗の足取りははっきりしないのです
東京やその近郊で生まれ育った人には、「東京で立派にやっている」との外見を繕うためだけに青春を犠牲にする、こうした田舎者の考えは理解出来ないのかもしれません
木嶋佳苗にあったのは、絶対に北海道には帰らない、という決意だけだったようにも思えます
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