中国で相次ぐ炭鉱事故 26人死亡

チリの鉱山で地下に閉じ込められていた作業員33人が救出されたニュースは記憶に新しいところですが、中国では炭鉱のガス爆発事故により26人が死亡する惨事が発生しています


記事によればこの中国河南省禹州市の炭鉱は、2008年にもガス爆発事故で23人が死亡している、とあります
安全対策が講じられていたのか疑問です。過去の報道では事故が発生すると炭鉱を経営している会社の役員たちは真っ先に逃亡し、行方をくらますのが日常化しているそうで、その倫理観の欠如には驚かされます
昨年、中国の炭鉱事故で死亡した犠牲者は6000人を超えています


つまり20人、30人が犠牲となるような炭鉱事故が毎週のように発生しているのが実態であり、それを問題視しない中国政府・中国共産党の姿勢こそ異常です
発電や暖房などに大量の石炭を消費している中国では、炭鉱で働く従業員の命よりも石炭の方が大事なのでしょう
日本でもかつては多くの炭鉱があり、採掘が行われていました
しかし、三井三池炭鉱で1963年11月に炭じん爆発が発生し、戦後最悪となる458人が死亡し、839人が一酸化炭素中毒になるという大事故が発生するなど、大規模あるいは小規模の事故が絶えませんでした
事故のたびに安全対策の強化が図られ、日本の炭鉱は世界でもトップクラスの保安設備を有するまでになったとされますが、それでも事故を100%防げるものではありません
結局、国内で産出される石炭より、海外から輸入した石炭の方が安いとの理由で炭鉱の閉山が相次ぎ、一部を除いて日本の炭鉱事業は終焉しました
中国の炭鉱の実情がどのようなものか、メディアには公開されないので分かりませんが、劣悪な環境の中で危険と隣り合わせの操業を続けているのでしょう
国の管理・監督を受けずに勝手に掘っている炭鉱も数多く存在すると聞きます
末端まで政府の目が届かないのか、あえて放任しているのかは分かりませんが、中国の炭鉱事故は今後とも減少しないと考えられます

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炭鉱…盛衰の記憶
北海道新聞社

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