人気騎手はホモセクシュアルだったのか?
産経新聞の「衝撃事件の核心」は1つの事件について掘り下げ、報じようとする試みであり、これまでに当ブログでもしばしば利用しています
今回は元競馬の人気騎手で「狂気の天才」とも形容された田原成貴(51)の事件を取り上げています
有名スポーツ選手が引退後、身を持ち崩すケースは珍しくありません
しかし、薬物使用や暴行で繰り返し逮捕されるほど転落する人間は珍しい存在でしょう
その転落の経緯は記事に書かれていますが、「衝撃事件の核心」と言う割に物足りなさを感じるのは、田原元騎手がホモセクシュアルだったかどうかについてまったく触れていないためです
51歳の男性が女性と一緒に住み暮らしていたのなら特別どうとは思いません
しかし、男性と一緒に暮らしていたのならホモセクシュアルの可能性を取材し、記事にするべきでしょう
田原元騎手が同性愛者だったとしても、それで差別するつもりはありません
しかし、薬物乱用事件ではドラッグセックスの問題が根底にあります。薬物依存症だから繰り返し薬物を使用しているのではなく、ドラッグセックスの快楽に溺れているから薬物への依存から抜けられないとも考えられるのです
薬物使用で何度も逮捕され、刑務所に服役し、それでもまた薬物を使って逮捕される男女がいるのですが、彼ら彼女らは薬物使用の恐ろしさを知らないから薬物を使っているのではなく、薬物依存の地獄を味わいながらもドラッグセックスの快楽に抵抗できないために依存してしまうのです
田原元騎手の場合、同居していた男性と薬物を一緒に使っていた可能性もあり、つまりはドラッグを使った同性愛行為にどっぷり浸っていた可能性もあるわけですが、記事ではまったく触れていません
この記事は「華麗な経歴からの転落」に焦点を当てようとしているからなのでしょうが、踏み込み不足と感じてしまいます
もちろん取材している記者は記事にできないさまざまな情報を把握しているのでしょう
「事件の核心」を名乗るからには本質的な問題(この場合は田原元騎手のセクシュアリティの問題)に踏み込んでもらいたかった、と自分は思います
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