北朝鮮、後継者のデブの若者を連日賞賛

北朝鮮が次期の指導者と定めた金正日の息子、金正恩を賛美する報道を繰り返していると、韓国メディアが記事にしています


金正恩氏は「天才的人物」、北朝鮮当局が美化に必死
朝鮮労働党は「不世出の領導者を迎えたわが民族の幸運」と題した「放送正論」を住民に聴取させた。この「放送正論」は、第3放送(各家庭のスピーカーで放送される有線ラジオ放送網)を指すと思われる。
「放送正論」によると、正恩氏は政治、経済、文化だけではなく、歴史と軍事にも精通し、わずか2年の留学生活で英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語の4カ国語をマスターした天才だが、さらに7カ国語を完全に習得すると決心し、金総書記のそばで国家全般の事業を指導するかたわら、中国語、日本語、ロシア語を学んでいる。正恩氏のこうした天才ぶりは幼くして表れたもので、3歳のときには祖父の故金日成主席が略字で書いた漢詩「光明星賛歌」を正字で書き写し周囲を驚かせた。
北朝鮮が核保有国になったのも正恩氏のおかげだとしている。海外留学で「米帝と帝国主義の列強」が起こした戦争を目撃し、「核を持った者には核で対抗すべきだ」という決意を固めたためだと紹介した。
(後略)
聯合ニュース


こうした荒唐無稽な天才伝説をでっち上げ、それを日本にある北朝鮮の出先機関「朝鮮人学校」でも生徒たちに教え込むのでしょう
ちなみに北朝鮮の独裁体制を樹立した金日成にまつわる英雄伝説を列挙してみます
1 金日成将軍は縮地法も使い、変身術、忍術、昇天入地(空に入り地にも入る)も自在
2 金日成将軍は紙で船を作って川を渡り、紙で空へ飛ぶ道具を作りそれに乗って空を飛ぶことができた
3 金日成将軍が部下に支給した弾には目があり、日本軍に百発百中で命中した
4 金日成将軍は寒さに震える人民のために、日帝の銃弾も貫くことが出来ない防寒防弾の布団をプレゼントした
5 金日成将軍は1932年~45年までの間に日本軍と10万回の戦闘を繰り広げ、全勝して負けることを知らなかった
6 金日成将軍が地球儀にある日本を黒く塗りつぶすと、たちまち雲が沸き起こり日本に集中豪雨をもたらした
他にも金日成将軍が松葉をちぎり、息を吹きかけると松葉がたちまち兵士となり、日本軍と闘ったなどという話もあります(孫悟空か、と突っ込みたくなります)
こんな陳腐な伝説を、北朝鮮は国民に教え込んでいます
北朝鮮の親子二代の指導者がいかに無能な人物であったのかは、現状を見れば明らかであり、いかに伝説で彩ろうとしても無理な話です

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