釜山で高層マンション火災 可燃性の外壁材?

10月1日、韓国の釜山市中心部の再開発地区で38階建の高層マンションから出火し、炎が外壁を焼いて上層まで延焼しました



燃えたマンションは下記の写真の中央に写っているアイボリーの建物で、外壁は鏡のようになっています


不動産会社の広告に見られるきれいなコンピューターグラフィックスですが、実際の建物は外観に反して大いに問題があったようです
燃えた外壁は、発泡スチロールにアルミニウムを蒸着したフィルムを貼りつけてミラー状にしたもののようです
見た目はきれいですが、こんな燃えやすい素材を外壁に使う意図が理解できません
上記のコンピューターグラフィックスのように、このマンションの周囲には今後、72階建てと80階建ての高層マンションができる予定だそうです
燃えやすい素材を平気で外壁に使用する感覚からすれば、火災への備えができているとは思えませんので、これらの高層マンションに住むのは無謀な話です
動画を見ても消防車の放水はまったく届きそうにありません。ヘリコプターでチョロチョロと上空から水をかけるのが唯一の消火手段のようです
大規模な火災ではとても消火などできず、マンション1棟、丸焼けになってしまうでしょう
日本でも東京や大阪で高層マンションの建設が進んでいますが、地震や火災への備えが十分なのか、よくよく吟味する必要があると思います

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