「ガンダム・データベース」の作り方
個人が趣味でデータベースを構築した話を何度か取り上げてきましたが、今回はガンダムのデータベースです
「総解説ガンダム事典 Ver.1.5」を編纂した作家皆河有伽さんがどのようにして膨大な資料を整理し、活用してきたのかを記事にまとめられています
「継続は力なり」と言われますが、まさにその通りの力技です
紙媒体の資料にIDを割り振り、1枚1枚スキャナーで読み取る作業を延々と続けてデジタル化した情報として集積し続けたのですから、その労力と根性に敬服します
現在なら数百人のメンバーを揃え、各自の所有する資料をデジタル化する共同作業によってデータベースをより効率よく構築できるのでしょうが、以前はかなり大変だったはずです
こうして集積された情報がさまざまなアイディアによって形をなし、「ガンダム」関連本として出版され、世のマニアの手元に届いているわけです
「情報の整理術」については幾つもの指南書が出ていますが、実際にそれを活用できている人はそれほど多くないのかもしれません
自分も一時期、気になったニュースをテキストファイル形式で収集していたのですが、集めただけで整理していません。当然、このブログを書くにも集めた情報は活用できていないので、こうして情報を上手に活用している人のニュースを目にすると心底、羨ましく思います
かつてインターネットでは過去5年分のニュースを無料で検索し、閲覧できた時期もあったのですが、現在では1年くらいしかできません(有料の検索・閲覧サービスはありますが料金が高い)
ですから古い事件について調べようとしても記事が見つからない、という事態にしばしば直面します。複数の新聞社の記事をデジタル情報として低料金で検索・閲覧できると助かるのですが
学術論文を有料で閲覧できるサービスもあったりしますが、こちらも料金が高いので加入をためらってしまいます
情報の共有化というと、ファイル共有ソフトを悪用したアニメーションや映画など動画の不正コピーが思い浮かびますが、そんな真似ばかりではなくもっとクリエイティブな方向で利用できれば、もっと面白いコンテンツやデータベースが生まれるかもしれません
ダンダムのデータベースがあるのなら、エヴァンゲリオンなどのデータベースを構築している人がいるのではないか、と期待したくなります
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