映画「BECK」大当たり まぶしい青春ストーリー
9月4日から全国316スクリーンで公開された映画「BECK」が、週末興行ランキングでトップに立ちました。3億1300万円の興行収入ですから、最終的には40億円くらいまで行くのかもしれません
少年マガジン連載の青春音楽漫画として高い人気を誇った「BECK」ですが、これを若手俳優水嶋ヒロ、佐藤健、向井理、中村蒼といったイケメンが演じているのも、観客動員の理由でしょう
現在、オリコンのウェッブサイトでは映画のメイキング動画を視聴できます
ロックバンドの話ですから、動画を見る前はもっとギトギトのとんがった映像なのかなと思っていたのですが、意外なほどオーソドックスな青春映画風の仕上がりです
公式サイトではライブのシーンの動画が公開されています
歌詞が「You can fly」とか「Evolution」とか、まあそんなフレーズが並んでいるところはどうかなと思いますが、これはこれで好みの問題でしょう
ヤフーの映画評では概ね高い評価ですが、原作ファンからは厳しい批判も出ています
原作と映画は別物、といってもそれを受け入れられないファンもいるのは当然です
「原作を忠実に映画化」するのがよいのか、映画独自のアレンジメントがよいのかは永遠に決着がつきそうにない論争ネタです
映画「BECK」では若手俳優が楽器の演奏もこなしており、そうした本気度は評価してしかるべきでしょう。ハリウッド映画なら演奏場面は当然吹き替えで、プロのミュージシャンを起用し、合成処理するところですが
大仕掛けのコンピューターグラフィックスや3D映像に頼らずとも面白い映画は作れるのですから、日本映画はハリウッドと別の道を行くのが正解だと思います
いわゆる若手俳優、女優を起用した青春映画は多いのですが、当たり外れはハッキリと結果に出ます。映画「BECK」の成功によって、また青春映画に新たな可能性が生まれたと言えるのかもしれません
あまりに当たり前の話ですが、やはり映画は女優をきれいに男優をカッコよく撮らないダメだと思います
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