映画「ノルウェイの森」 ヴェネチア映画祭でプレミア上映

先日、映画「ノルウェイの森」の予告編公開でブログを書いたばかりなのですが、もうヴェネチア映画祭でのワールドプレミア上映のニュースが入ってきました


話題性も十分で前評判も高かったようです。上映後の観客の反応がどうであったのか、もう少し記事で触れて欲しかったのですが・・・
注目度の高い映画祭ですから、これから現地の評判やメディアの批評などが紹
介されるのでしょう
現地での記者会見の様子については別の記事が紹介しています


原作の小説をどこまで忠実に映画化したか、という視点で語られるのは仕方のないところですが、小説は小説として、映画は映画として受け止め楽しむ方が望ましいのにな、と思います
どこにでも原作原理主義者がいて、少しでも原作小説と異なっていると「ダメだ」と叫び、「失敗作だ」と決めつけようとする人が現れます
上下2巻の原作小説を2時間少々の尺に収めるのは至難の技ですから、ところどころでストーリーを端折り、飛ばさなければならないのは当然です
それでも主人公と2人の女性の関わりという核心部分を掴みとって描いてあれば、その他のエピソードは省略されていても構わないと考えるのですが、皆さんはどうでしょうか?
さて、原作の小説「ノルウェイの森」についてはさまざまな評価がありますが、何はともあれ「これだけは読んでおけ」と言いたい作品です
特に青春の真っ只中にある若い人にはお薦めです(恋愛のバイブルなんてカッコイイものではありませんし、登場する男女はみな不器用で、それでいて誠実であろうとして、それでも誰かを傷つけずにはいられない哀しい存在ですが)
映画「ノルウェイの森」の日本での公開は12月の予定です。今からワクワク、ドキドキしています

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