プッツンした華原朋美の芸能界復帰計画

元タレントの華原朋美が8月29日深夜、新宿・歌舞伎町でタクシーに乗ったまま意識もうろうとなって新宿署に運ばれ、病院に搬送されていた件については先日、当ブログで取り上げました
日刊サイゾーは華原の芸能界復帰を図るテレビ番組の企画があった、と記事にしています


「華原の復帰プランは、いまやっているボランティア、子どもたちのメンタルカウンセリングを軸にしたもので、彼女の経験も役立たせたドキュメントをテレビ番組や本にまとめようというもの。それには華原自身が立ち直っていることが大事だったんだけど、今回の件で全ては白紙になってしまっただろう」と書いています
関係者の話というだけで、どれだけ裏付けが取れているのかは不明です
推測するに、華原朋美はその不安定な精神状態の緩和を図るため、どこかで長年カウンセリングを受けてきたのでしょう
自身の経験を生かすため、ボランティアとして何らかの問題を抱えた子どもたちのケアをする活動に関わっているのだと考えられます
そうした彼女の活動をドキュメンタリー風に取り上げ、テレビで放映する企画があったのでしょう。視聴者が華原の活動を見て好印象を抱けば、芸能界復帰の手がかりになりますから、華原自身大いに乗り気だったのかもしれません
ただ、こうした企画そのものには大いに疑問を感じます
華原朋美のボランティア活動を腐すつもりはありませんが、子どもたちをダシに使うようなやり方には反対です。まるで日本テレビの「24時間・・・」みたいなものです
長年カウンセリングを受けてきた人物が、カウンセラーの真似をするというのはよくあるケースです。経験によってカウンセリングの技法を習得したかのように錯覚するためです。しかし、それは真似事であって、カウンセリングを基礎理論から学んだものではありません
カウンセラーによっては、「本人が自発的に(カンセリングの真似事であっても)他者に関わろうとするのはよい傾向だ」と、こうした行いを容認する立場の人もいます
ですが、他人の心の内側に抱える問題に関わるにはそれ相応の覚悟と責任が必要であり、気軽にボランティアとして関わってよい部分とそうでない部分があります
現在の華原朋美にそうした覚悟と責任感があるのでしょうか?
勘繰った言い方をすれば、単に「子どもたちのボランティアをしている自分が素敵」と思っているだけではないか、という気がします
こうした、「〇〇をしている自分が素敵」だと思い込んでいる姿というのは、はっきり言って幻滅です(女性に限らず、男性にも見られる態度ですが)
夜の歌舞伎町を朦朧と徘徊するような状態で、子どもたち相手にボランティア面をするのは許せない、というのが自分の意見です
子どもたちの多くは素直ですから、相手がどんな人間であれ別け隔てなく接してくれます
だからといって子ども相手に、生半可な気持ちで接するのは失礼な話です
当ブログで繰り返し述べているように、心理職の仕事は大人を相手にするより、子どもを相手にする時の方が数倍難しく手がかかります
子ども相手のボランティアだからと舐めてかかると、とんでもない失敗をする場合があります。そのときは子どもを深く傷つけてしまう危険もあるのです
「自分が悩んだり、傷ついた経験があるからこそ、相手の気持ちが理解できる」と主張する人がいます。おそらく華原朋美もそうでしょう
しかし、そうした経験が時としては邪魔になりますし、自分が経験していない事態には反応できないという限界があります。自分の経験を拠り所とするのは危険なのです
ですからさまざまな症例を勉強し、理論と実践について研鑽を積む努力をしていかなければならないのです。見よう見真似でやれるものではありません

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