映画「君に届け」は少女漫画そのままとの批評
映画のレビューは書くスタイルも人それぞれなのですが、仕事で書き流しているだけ
の「作品に対する思い入れ」や「共感」がまったく感じられないつまらないレビューを
しばしば目にします(雑誌に掲載される映画評など)
他方で、作品に触発された書き手ならではの心情が吐露されているレビューも存在
します
ハリウッド・チャンネルが掲載してる「君の届け」のレビューは後者の方です
原作の雰囲気そのままの「君に届け」は、まさに“少女漫画”な映画だった
http://www.hollywood-ch.com/review/10092301.html?cut_page=1
http://www.hollywood-ch.com/review/10092301.html?cut_page=1&sep_page=1
「君に届け」がどんな映画に仕上がっているか、次の部分で端的に表現しています
そしてなぜか漫画だと素直に感動できていた場面や台詞が、きっちり実写として再現
されてしまうと、妙にこっ恥ずかしい気分になってしまうのである。もし試写室に筆者し
かいなかったら、頭を抱えて赤面しつつ床をゴロゴロ転がっていたかもしれない。
そうだ、これはアレだ、「耳をすませば」を見た直後の気持ちと同じだ。
見ているこちらの方が恥ずかしくなるような、中学生のストレートな恋愛模様を切り取
って描いたスタジオ・ジブリの「耳をすませば」を持ち出されると、およそどんな映画か
察しがつきます
そうした文脈から判断すれば、この場合の「少女漫画な映画」というのは批判ではなく、
最大級の褒め言葉なのでしょう
自分は原作漫画は読んでいないのですが、アニメーションの「君に届け」を見ました
なので、このレビューの書き手が言う「頭を抱えて赤面しつつ床をゴロゴロ転がってい
たかもしれない」との反応は理解できます
小説であれ、映画であれ、他人の恋愛をのぞき見るというのはそうした気恥ずかしさ
を味わう行為であり、そこに共感を覚えるのが可能かどうかで、評価が定まります
共感できない恋愛模様は、それがどんな美男美女によるものであれ限りなくつまらな
いものです
「頭を抱えて赤面しつつ床をゴロゴロ転がっていたかもしれない」という反応は、中年
の男性ライターの心に直球のストライクだったという証でしょう
原作を知らない中高年の男性にもぜひ映画館へ足を運んでもらい、「頭を抱えて赤
面」してもらいたいものです
青春時代のひたむきさであるとか、異性のちょっとした仕草やまなざしにときめきを
覚えた若い日の感覚を思い出すきっかけになれば、十分に若返った気分が味わえ
るのかもしれません
こうした感覚を気がつかないうちに忘れてしまう現象を「老い」と呼ぶのでしょう
映画の公式サイトに予告がありますが、非常に重くて時間がかかりました
http://www.kiminitodoke-movie.com/movie.html
(関連記事)
映画「耳をすませば」
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/200905article_44.html
正統派恋愛映画の王道「ハナミズキ」大ヒット
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/201008article_57.html
アニメーション「君に届け」を見た海外の反応
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/201009article_111.html
泣けるアニメ「フランダースの犬」 海外の反応
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/201012article_51.html
「めぞん一刻」を見る海外の反応
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/201009article_152.html
「カードキャプターさくら」 日本版と北米版の違い
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/200911article_30.html
映画「火垂るの墓」 海外での反応
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/200906article_53.html
「東京アニメフェア」ボイコット企業が別イベント開催
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/201012article_69.html
もう一度映画「小さな恋のメロディ」を考える
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/201708article_14.html
日本だけ大ヒット 映画「小さな恋のメロディ」
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/201705article_1.html
の「作品に対する思い入れ」や「共感」がまったく感じられないつまらないレビューを
しばしば目にします(雑誌に掲載される映画評など)
他方で、作品に触発された書き手ならではの心情が吐露されているレビューも存在
します
ハリウッド・チャンネルが掲載してる「君の届け」のレビューは後者の方です
原作の雰囲気そのままの「君に届け」は、まさに“少女漫画”な映画だった
http://www.hollywood-ch.com/review/10092301.html?cut_page=1
http://www.hollywood-ch.com/review/10092301.html?cut_page=1&sep_page=1
「君に届け」がどんな映画に仕上がっているか、次の部分で端的に表現しています
そしてなぜか漫画だと素直に感動できていた場面や台詞が、きっちり実写として再現
されてしまうと、妙にこっ恥ずかしい気分になってしまうのである。もし試写室に筆者し
かいなかったら、頭を抱えて赤面しつつ床をゴロゴロ転がっていたかもしれない。
そうだ、これはアレだ、「耳をすませば」を見た直後の気持ちと同じだ。
見ているこちらの方が恥ずかしくなるような、中学生のストレートな恋愛模様を切り取
って描いたスタジオ・ジブリの「耳をすませば」を持ち出されると、およそどんな映画か
察しがつきます
そうした文脈から判断すれば、この場合の「少女漫画な映画」というのは批判ではなく、
最大級の褒め言葉なのでしょう
自分は原作漫画は読んでいないのですが、アニメーションの「君に届け」を見ました
なので、このレビューの書き手が言う「頭を抱えて赤面しつつ床をゴロゴロ転がってい
たかもしれない」との反応は理解できます
小説であれ、映画であれ、他人の恋愛をのぞき見るというのはそうした気恥ずかしさ
を味わう行為であり、そこに共感を覚えるのが可能かどうかで、評価が定まります
共感できない恋愛模様は、それがどんな美男美女によるものであれ限りなくつまらな
いものです
「頭を抱えて赤面しつつ床をゴロゴロ転がっていたかもしれない」という反応は、中年
の男性ライターの心に直球のストライクだったという証でしょう
原作を知らない中高年の男性にもぜひ映画館へ足を運んでもらい、「頭を抱えて赤
面」してもらいたいものです
青春時代のひたむきさであるとか、異性のちょっとした仕草やまなざしにときめきを
覚えた若い日の感覚を思い出すきっかけになれば、十分に若返った気分が味わえ
るのかもしれません
こうした感覚を気がつかないうちに忘れてしまう現象を「老い」と呼ぶのでしょう
映画の公式サイトに予告がありますが、非常に重くて時間がかかりました
http://www.kiminitodoke-movie.com/movie.html
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映画「耳をすませば」
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アニメーション「君に届け」を見た海外の反応
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泣けるアニメ「フランダースの犬」 海外の反応
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