押尾学裁判　野口社長との関係暴露にあわてる: 夾竹桃日記

2010年09月15日

押尾学裁判　野口社長との関係暴露にあわてる

事件を考える ニュース

押尾学の裁判で１３日、マンションの部屋を貸し与えていたピーチ・ジョン社長野口美佳の名前がポロリと出そうになり、弁護人が大慌てする一幕があったと日刊サイゾーが記事にしています

http://www.cyzo.com/2010/09/post_5463.html

前にも書きましたが、押尾学にセックス部屋を提供していた野口美佳社長の道義的責任を問う声もある中、証人として出廷することもなく、事件とは無関係であるかのような扱いになっているのは不可解でした

ところが１３日の裁判で検察官がセックス部屋のベッド脇にあったiPodの話を、突然持ち出します。記事では以下のようなやりとりが描かれています

「ベッドの脇にiPodが忘れてありましたよね。誰のものですか」

ベッドというのは、事件のあった六本木ヒルズの部屋の......という意味だ。押尾被告はこう答えた。

「私の女性の友人です」

これに対し検察官は「ベッドの脇に忘れるなんて、ずいぶん親密な関係なんですね」と具体名を出さない被告をチクリ。

これに弁護人が慌てて「異議あり！」と叫び、「その方については詳しく聞かないことになっています」と抗議したそうです

もちろん「その方」がピーチ・ジョンの野口社長を指すのは明らかです

つまり押尾学のセックス部屋に野口社長も出入しており、ベッドを共にするような関係だったと検察はほのめかしたわけです

「弁護側があれだけ過剰反応するんですから、押尾を経済面で支援する代わりに裁判で名前を一切出すなという取り決めでもあるのではないか？」との指摘が報道関係者の中から出るのも当然でしょう

押尾学は「一生面倒を見るから」とマネジャーに事件の責任をかぶるよう強要したそうですが、野口社長も押尾学に「あなたの面倒を見るからわたしの名前は出さないで」と取り引きしたのかもしれません

さて、長かった裁判も１４日に最終弁論が終わり、押尾被告は「私は田中さんを見殺しにするようなことは絶対にしていません。私はそのような人間ではありません。昨日話したことが真実です」と述べて結審しました

９月１７日に判決言い渡しが行われます

http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/100914/trl1009141312013-n1.htm

http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/100914/trl1009141312013-n2.htm

亡くなった田中さんの死について、自分は責任がないと無罪を主張し続けてきた押尾学ですが、裁判ではむしろ彼の無自覚で無責任な言動が暴露された形になりました

前にも書いたように、法廷戦術を誤ったと言うほかないでしょう

田中さんの死と麻薬使用は分けて考えるべきだとする弁護人の主張が通用するとは思えません。押尾被告が田中さんをドラッグセックスに誘った結果であるのは明白です

最初から自分の責任を認め、田中さんの家族に謝罪し、補償を行っていれば情状酌量の余地があると見なされ、有罪判決ではあるものの執行猶予がつき、刑務所への収監は免れたかもしれません（麻薬使用ですでに執行猶予付きの有罪判決が出ていますので、本件でも執行猶予となるかどうかは微妙ですが。刑事裁判に詳しい方の意見を聞きたいところです）

（関連記事）

押尾学、女性の死亡について立件されるか

https://03pqxmmz.seesaa.net/article/200910article_11.html

押尾学に判決　形式的な裁判

https://03pqxmmz.seesaa.net/article/200911article_5.html

森元首相の息子　飲酒運転で事故

https://03pqxmmz.seesaa.net/article/201008article_17.html

森元首相長男逮捕で大慌てするピーチ・ジョン野口美佳社長

https://03pqxmmz.seesaa.net/article/201008article_30.html

押尾学　裁判で無罪を主張

https://03pqxmmz.seesaa.net/article/201009article_46.html

押尾学　「一生面倒を見る」とマネジャーに罪を被せる