映画「十三人の刺客」 ヴェネチア映画祭で好評

第６７回ヴェネチア国際映画祭のコンペディション部門に参加している三池崇史監督の映画「十三人の刺客」が現地で上映され、好評を博したと報じられています

http://www.cinematoday.jp/page/N0026813

いつも書いていますが、観客の反応やメディアの批評が審査結果に結びつかないのが国際映画祭ですから、結果がどうなるかは９月１１日の発表を見るまで分かりません

この映画は１９６３年に往年の時代劇スター片岡千恵蔵主演で作られた「十三人の刺客」のリメイクになります

サムライ、チャンバラ物であるため、現地のイタリア人観客にも分かりやすかったのかもしれません

元の作品ではクライマックスで３０分にも及ぶ幕府の刺客１３人と、藩主を守ろうとする明石藩藩士との死闘が繰り広げられ、映画「七人の侍」とともに日本時代劇の傑作とされています。リメイクに当たっても、このクライマックスシーンに力を入れているのでしょう

三池監督は撮影も大掛かりな宿場町のセットを組むという、時代劇ならではの手法を採用したといいます。現代では大掛かりなセットなど組まず、コンピューターグラフィックで合成して間に合わせるのですが

「十三人の刺客」予告

今日は「国際競争力」というテーマでブログを先に書きましたが、映画という分野での競争力を考えるなら時代劇も日本の独自のスタイルとして、十分に世界にアピールするものではないでしょうか？

日本らしい時代劇という活劇のスタイルを突き詰め、洗練されたエンターティメントとして提供するのも日本映画の選択肢の１つだろうと思います

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