押尾学裁判 もう死んでいた断定する弁護人

押尾学被告の裁判が続いています。産経新聞の法廷ライブは、証人と検察官や弁護人とのやりとりを逐語形式で記事にしていますので、膨大な量になっています


すべてに目を通すのは大変なのですが、頑張ってたどってみます
弁護人の方針は、麻薬MDMAを服用した田中さんが急性の中毒症状により、押尾被告が介抱する間もなく急死してしまった、と主張し、これを貫くことにあります
そのため「救急車を呼ぶまでもなく死んでしまった」とか、「マネジャーが駆けつけたときにはもう死んでいた」などなど、田中さんが勝手に死んでしまったかのように印象づけようとする発言を繰り返しています
4日目の公判でも証人として立った消防庁の職員に対し、「救急車を呼んでも病院搬送まで時間がかかり田中さんは助からなかったはず」との言質を引き出そうと執拗に問いを投げかけています
あるいは、「救急車に同乗している救命士では満足な救命措置を実施するのは不可能であり、田中さんを助けることはできなかった」と裁判官や裁判員に印象づけるための質問を繰り返しています
自分としてはこの弁護士の「もう死んでいた」とか、「助からなかった」という発言を読むたび非常に不愉快な思いがします
「もう死んでいた」とか「助からなかった」ではなく、押尾被告には助けようとする意志がなかったところに最大の問題があると感じるからです
押尾被告は重篤な状態の田中さんを前に、マネジャーと電話し救急車を呼ぶとか呼ばないの押し問答を延々と続けていますが、田中さんを助けることより自分の身を守る方法ばかりを考えていたのでしょう
ですから、弁護人が救急医療の限界を立証しようとしたところで虚しいだけです
田中さんの死は日本の救急医療制度の限界によるものではなく、押尾被告が見殺しにしたためです
もちろん徹底的に争う構えの押尾被告ですから、この東京地裁での一審で仮に負けても控訴し、二審に持ち込むつもりでいると推測されます
しかし、無罪を主張して足掻けば足掻くほど、評判を落とし泥沼に沈む結果を招くはずです。最初から罪を認め、改悛の情をアピールすべきだったのではないか、と思います

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