「野球賭博のどこが悪い」と書く枝川二郎

「しかし、野球賭博の何がいけないのかはいま一つ判然としない。ギャンブル自体は常日頃から堂々と合法的に行われているからだ」と、小学生の屁理屈みたいなことを書いている枝川二郎という人物がいます
J-CASTニュースに掲載されている記事は、野球賭博どうのこうのではなく公営ギャンブルを廃止して民営化せよとの提言ですが、提言内容より「野球賭博のどこが悪いのか」という頭の悪い切り口に唖然とさせられます


枝川二郎という人物はJ-CASTニュースのプロフィールによれば、国際金融アナリストで、金融・経済のみならず政治、外交、文化などにもアンテナを張り巡らせて、世界の動きをウォッチし、その鋭い分析力と情報収集力には定評がある、のだそうです
とてもそうは思えませんが
野球賭博が悪いのはそれが裏社会の資金源になっているからであり、公営ギャンブルのように地方自治体の財源不足を補う役割は果たしません
いちいち書くまでもないのですが、そんな基本的なことも分からないまま何やら上から目線で提言しているのですから、その提言内容まであやしく思えてきます
他にも枝川二郎は「日本の国債は日本人だけが買っている」など、事実誤認とも言える内容の記事を書いています


本当に国際金融アナリストなのか、と疑いたくなります
つい先日、中国政府が日本の国債を1兆円ほど購入している、との報道がありました
日本の国債を買っているのは日本人だけだ、などと何を調べて書いたのでしょうか?
「世界の動きをウォッチし、その鋭い分析力と情報収集力には定評がある」などというプロフィールが看板倒れでしかないと、自ら証明しているようなものです
インターネットには中米のカリブ海の島に本拠を構える「オンラインカジノ」企業がいくつも存在し、さまざまなギャンブルを提供しています
会員登録して会費と賭金を前納すればいつでもインターネットでギャンブルができるというもので、賭博に厳しい規制を儲けている国もこうした「オンラインカジノ」に手を焼いています。取り締まるのが非常に困難であるためです
こうした「オンラインカジノ」の一番の顧客は中国人だそうです。国内では賭博が規制されているため、こうしたギャンブルに手を出すのでしょう
大阪府知事は「大阪にカジノを」と叫んでいますが、カジノさえつくればそれで客が集まるという安直な考えのように思えてなりません
経営難に陥っている公営ギャンブル(地方競馬、競輪など)の二の舞になるのを避けるため、どのような工夫をするつもりなのか、はっきりしません

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