ドラマ「龍馬伝」いよいよ佳境へ
NHK大河ドラマ「龍馬伝」をご覧になっているでしょうか?
物語はいよいよ薩長同盟締結という最大の見せ場へさしかかっています
演出のせいでもあるのですが、登場人物がみな誰もはじけすぎている気がするものの、ドラマとしては面白くて毎週楽しみにしています
坂本龍馬のイメージは司馬遼太郎の小説「竜馬がゆく」で確立された感があり、史実とは大きく異なっているとの指摘があるものの、もうこれを変えるのは不可能かもしれません
しかし小説として人気を博した「竜馬がゆく」に比べ、1968年から放送された大河ドラマ「龍馬がゆく」の方は視聴率が芳しくなく、不評であったとされています
当時は北大路欣也が龍馬を演じた他、おりょう役を浅丘ルリ子、乙女役を水谷良重、武市半平太を高橋英樹が演じるという顔ぶれでした
これで視聴率が取れなかったのは不思議な気もします(高橋英樹らはまだ若手俳優でしたが)
それにしても坂本龍馬は1836年生まれなので、薩長同盟締結時は30歳です
幕末に奔走した志士たちは皆若くしてその生命を散らしており、龍馬とともに暗殺された中岡新太郎は龍馬より2つ年下で、薩長同盟時は若干28歳です
佐久間象山の塾で龍馬とともに学んだ長州藩きっての俊英とされる久坂玄瑞が「禁門の変」で戦死したのが25歳でした
この久坂玄瑞をはじめとする長州藩出身者の精神的支柱となり、多くの人材を育てたのは吉田松陰ですが、彼が安政の大獄によって刑死したのは30歳のときでした
国の行く末を決める大事に、20代後半の若者が命がけで走り回っていた時代だったと言えます
もちろん幕府や各藩には40歳代、50歳代のベテラン重役が大勢いたわけですが、そうした人物は歴史上の大事の決定にほとんど関わっていません
現代社会に置き換えると、吉田松陰や坂本龍馬が亡くなった年齢は係長に昇進したばかり、という扱いでしょうか
「最近の若者は・・・」と言う前に、職場を牛耳っている40歳代や50歳代のベテランが企業の活力を奪っていないかどうか、考えるべきかもしれません
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