小惑星探査機「はやぶさ2」 実現へ

小惑星探査機「はやぶさ」の地球帰還が多くの人の関心を呼び、感動をもたらしたのは記憶に新しいところです
日本が独自に進めるこの小惑星探査というユニークな研究も、民主党の蓮舫国会議員ら科学の価値を理解できない愚か者たちのため立ち消えになっていたのですが、この度プロジェクトの復活が実現する運びとなりました


「はやぶさ」の快挙に惜しみない拍手を送り、その偉業を称える国民の声が、見識の欠けた政府を動かす結果となったと言えます
何度でも書きますが、民主党の愚かな国会議員の横槍さえなければ、もっと早く「はやぶさ2」のプロジェクトは立ち上がっていたはずです
こうした計画を実現するには5年、10年と先を見据えて考えなければならないのですが、目先しか見ようとしない民主党の国会議員はいまだに日本の科学・文化振興策をどうするのか、何ら具体的政策を提言できずにいます
参議院選挙における民主党のマニュフェストには、「宇宙・海洋」として「衛星により収集された情報の多面的活用などを進め、宇宙産業の活性化を図ります」と書かれているだけで何の具体性もありませんでした
今回、ようやく復活した小惑星探査計画が、このまま順調に実現されるよう願ってやみません
小惑星探査のみならず、固体燃料ロケットの計画が復活したのも注目に値します
これまで日本のロケットが固体燃料の「M(ミュー)5」と液体燃料の「H-2A」の2系統あったのが、「非効率、無駄」と言われたため、科学技術衛星の打ち上げに支障をきたすおそれが出ていました
「はやぶさ」のような科学技術衛星は比較的小型で軽いため、この打ち上げに大型の静止衛星を打ち上げられる「H-2A」を使うとコストが高くつきます(ロケット本体と打ち上げの費用は併せて約90億円かかります)
といって、外国に打ち上げを依頼していたのでは、我が国の宇宙観測・技術開発が外国政府・企業の都合や思惑に左右されかねず、危惧されていました
独自の固体燃料ロケットを保有することで、いつでも小惑星探査機や天体観測のための衛星を打ち上げることが可能になります

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