長寿不明者大国日本はスーパーずさん大国
長寿者が行方不明であったり、既に死亡していたり、という事案が全国で発生しているニュースについて2度目の言及です
スポーツ報知は「スーパーずさん大国」だと記事にしています
厚生労働大臣は100歳以上のお年寄りについて、「国として調査したい」と発言していましたが、実際に厚生労働相の職員が足を運んで調査するはずもなく、すべては市町村へ丸投げし、調査しろと命令するだけです
しかし、本当に日本が「スーパーずさん大国」なのか、と言えば否定せざるを得ません
たとえば中国ですが、人口が何人なのかさえ不明な国です。これは詳細な統計調査をしようとしても、地方政府が適当に水増ししたり数値をごまかすため、正確な統計を集めるのが困難だという前近代的な理由によるものです
中国全土で行方不明や生死の確認できないお年寄りが何百万人いるか、誰にも把握できないのです(彼らは気にもしないのでしょうが)
さらに一人っ子政策の弊害として、こっそりと生んだ第二子、第三子には戸籍が与えられませんから、戸籍のない人間が全国に数百万人いると推測されます
またアメリカは不法移民に悩まされており、メキシコとの国境を超えて入り込む不法移民がどれだけいるのか把握できていません。アメリカの市民権を持つ人間の数は統計上把握されていますが、実際には数百万人の不法移民がアメリカ国内で暮らしており、社会に混乱をもたらしています
不法移民は社会保障を受けられないため、犯罪に走る可能性が大きいと懸念されています
この他、ヨーロッパの国々もEU結成後国境を開放した結果、北アフリカやトルコ、中国からの不法移民が押しかけ、社会問題になっています
もちろんこうした他国に事情を持ち出したところで、日本の抱えている問題が解決するものではありません
明治時代なら、「家族の者が亡くなったらお上に届け出よ」との告知が順守されたのでしょうが、現代ではそうはいかないわけで、別な方法が必要となってきます
「死亡したら届け出なさい」という従来のやり方ではなく、例えばお年寄りが生存していることを証明しない限り年金は支給されない、といった方向に制度を改めるべきなのかもしれません
メディアは何かにつけて、「日本はダメだ」とする報道をしたがりますが、日本がダメだというなら世界にダメでない国は存在しないでしょう。日本よりダメな国だらけです
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