こどもを守ることに繋がらない児童ポルノ論議
東京都の漫画児童ポルノ条例を巡り、産経新聞が記事を書いています
「非実在少年」などという珍妙な概念をでっちあげ、規制を強化しようとする条例ですが、反対意見も根強く迷走しています
しかし、漫画やアニメーションを取り締まり規制を強化すればこどもを守れるのか、と疑問を投げかけたくなります
コンビニエンスストアで販売される漫画雑誌より、教師による児童・生徒へのわいせつ行為の方が遥かに有害であり、問題です
もちろん教師でなくても、援助交際を目論む成人男性が大勢いるわけであり、漫画雑誌より危険な存在でしょう
そうした性犯罪者とその予備軍を放置したまま、漫画雑誌を取り締まってどうするつもりなのか、と言いたくなります
外国から、「日本は児童ポルノを野放しにしている。けしからん」と批判されている事実はありますが、そうした外国からの批判をかわすだけの目的で規制を設けるような小手先の対応でよいのか、と思うのです
連日のように教師による淫行が報道されており、収まる気配はありません
親にしてみればこどもを毎日、性犯罪者のところへ送り出しているようなものです
報道される教師の性犯罪の背後には、表沙汰にならないケースが山ほどあるのでしょう
厳重注意といったぬるい処分だけで職にとどまっている教師も大勢います
性犯罪からこどもを守りたいのであれば、現実世界に存在する性犯罪者とその予備軍と対峙すべきであり、性犯罪者に対する厳罰化を進めるべきではないか、と考えます
青少年健全育成条例違反として罰金を科すだけでなく、懲役刑も含めた厳罰化を実施すべきです。「買春するのは男の甲斐性」などという屁理屈がまかり通るようでは、こどもを性犯罪から守れません
何度も書きますが、こどもを性犯罪から守るという目的をそっちのけにして、漫画の規制のために何十時間も議論を重ねるのは無駄としか言いようがありません
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