千葉景子法務大臣 死刑を執行

死刑廃止論を持論とし、死刑執行に反対を唱え続けてきた千葉景子法務大臣がなぜか死刑の執行に踏み切ったと報道されています


そもそも国民の8割が死刑制度を支持し、凶悪事件を起こした犯罪者への厳罰を求めているわけですが、千葉景子法務大臣は個人的な信条(死刑廃止論)を理由に死刑の執行を拒み続けてきました
これは行政の長が自らの役割を放棄しているわけであり、批判され続けてきたところです
千葉景子は参議院選挙で落選したため、菅直人首相は法務大臣を入れ替えるのだろうと思っていたのですが、内閣改造を嫌ったため落選した千葉景子がそのまま民間人という身分のまま法務大臣の職にとどまっています
それならば千葉景子法務大臣は死刑を執行しないまま、9月に予定される民主党代表選挙とその後の内閣改造まで、大臣職を続けるのだろうと予想されていました
ところがなぜか、7月24日に死刑の執行指揮書にサインしたというのですから、ブレるにもほどがあります
要するに、「このまま死刑を執行しないでいると千葉法務大臣への批判がますます高まり、内閣支持率低下の要因になる」と菅直人首相の周辺が判断し、法務大臣職に留まる見返りとして死刑の執行を求めたのだろうと推測されます
政治家としての信念があるなら、千葉景子は死刑の執行に反対を貫き、法務大臣の職を辞してでも反対を通すべきでしょう
それがホイホイと死刑の執行に踏み切るのですから、呆れるほかありません
政治家としての矜持はどこへ行ったのでしょうか?
今回死刑が執行された2人のうち、篠沢死刑囚は12年6月、宇都宮市江野町の「ジュエリーツツミ宇都宮店」で、女性店長ら6人を粘着テープで縛り、ガソリンをまいて放火。店を全焼させて6人を殺害し、指輪などの宝飾品293点(1億4000万円相当)を奪うという鬼畜の所業を働いた凶悪犯で、同情の余地はありません
一部の人権団体はすぐに冤罪だと騒ぎますが、篠沢死刑囚は自らの犯行を認めています
このようにすべての死刑確定者が冤罪というわけではありませんから、感情的な死刑廃止論は無益な主張です
さて、千葉景子法務大臣は死刑を執行しないと批判されてきましたが、今後は死刑を執行したとして批判され続けるのでしょう。それは自身がブレた結果ですから、仕方がありません

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