女優寺島しのぶ「ヌードだけが話題」に不満をこぼす
女優の寺島しのぶはベルリン映画祭で最優秀女優賞である「銀熊賞」を受賞したのですが、日本での報道が映画での全裸シーンばかりという扱いに不満をこぼしています
映画の中身や役者の演技を語らず、女優の全裸シーンがばかりを報じる日本のメディアの姿勢を批判したのでしょう
映画も商売ですから観客にアピールするため旬の女優を起用し、大胆なセックスシーンを盛り込んだりと、話題作りをするのは当然なのかもしれません
それを報道するメディアも新聞や雑誌も売るための商売をしているのですから、読者を刺激し、そそるような記事を書くのも当然なのでしょう
しかし、映画ファンは女優の全裸シーンが見たくて映画館へ足を運ぶ、というものではありません
映画「ゼブラーマン2」では仲里依紗がセクシーなゼブラクイーンとなり、ボンデージ姿を披露している、とメディアは盛んに書き立てました。しかし、客は入らず興行としては大コケ状態で終わりました
メディアがあれだけ宣伝しても、仲里依紗のボンデージ姿を見ようと映画館へ出向く観客はいなかったというわけです
同様に、寺島しのぶの全裸シーンを目当てに映画館へ足を運ぶ観客などほとんどいないと思われます
映画で濡れ場を演じたり全裸を披露するのが「本格女優」であるかのような扱いをするメディアの姿勢も疑問であり、不可解です
広末涼子が濡れ場を演じたとしても、「演技に開眼した」と書くのはメディアだけであり、観客はそう思わないでしょう。台詞は棒読みで、あの演技?にはイライラさせられます
明石家さんまと大竹しのぶの娘であるIMALUが濡れ場を演じたら「演技派女優」になるのでしょうか?
映画を語り、記事にするメディアの側も自分たちの姿勢を反省するべきでしょう(まあ、絶対に反省などしないと分かっていますが)
新聞や雑誌が売れなくなったのを読者のせいするばかりで、自分たちの書く記事の質に問題があるとは考えないようです。読者が求める記事を書かないがため、見離されている現状があるのに