第143回芥川賞、直木賞決定
第143回の芥川賞と直木賞が決定しました
芥川賞が赤染晶子の「乙女の密告」、直木賞は予想外で中島京子の「小さなおうち」となりました
ともに初めて候補に挙げられた2人ですが、選考委員の評価が高く受賞が決まったようです
直木賞の「小さなおうち」は文芸春秋社から刊行されている本ですから、相変わらず文芸春秋社のための賞、という気がします
なお、今回は主催者が公式に選考結果を発表する前に文芸春秋のホームページに誤って掲載された、という事態があり一部では騒ぎになったようです
ミスなのか、あるいは話題作りのためにわざとやったのかは不明です。インターネットで芥川賞、直木賞の話題を煽る目的で故意に情報を流した可能性もあるのでは、と勘ぐってしまいます
さて直木賞を受賞した中島京子について調べてみると、学者の家系に生まれた女性だと分かります
Wikipediaによれば、父親は父はフランス文学者で中央大学名誉教授の中島昭和。母はフランス文学者で明治大学名誉教授の中島公子。姉はエッセイストの中島さおり、という一家です
直木賞のノミネートは今回初ですが、すでに何冊もの本を出しており中堅作家の1人なのでしょう。自分はまったく知りませんでした
月刊誌「オール読物」に直木賞の選評が掲載されるので、そちらもチェックしてみたいと思っています
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