中国では大企業経営者の経歴詐称も当たり前

中国と言えばニセモノ大国ですが、いまでは企業経営者の経歴もニセモノだったりします。中国の政治家(共産党幹部)の中にも海外の大学の学位取得など、ウソの経歴を誇示している人間が大勢います(革命世代の共産党幹部のほとんどは小学校も卒業していなかったりするのが実情です)
日本も中国企業のダイナミックで積極的な経営を見習うべきだ、と主張する経営コンサルタントやジャーナリストがいるようですが、本当に見習う価値があるのでしょうか?
中国でIT業界の風雲児ともてはやされてきた人物の経歴詐称疑惑が浮上しています


アメリカには金さえ払えば博士号を出す大学(授業などの実態はなく、学位だけを販売しているインチキ企業)が数多く存在しています
中国IT業界の英雄唐駿もそんなインチキ博士号を買って詐称していたのでしょう
こんな経営者を見習え、と主張する経営コンサルタントやジャーナリストの見識が疑われます。どれほど経営手腕が優れていたとしても経歴や学歴を詐称している時点でダメであり、尊敬に値しない人物です
金儲けが上手であるならウソつきでも犯罪者でも中国では尊敬されるのでしょうが、日本ではそうはいきません
プリクラはアトラスという日本企業に勤務する女性社員のアイディアが元になった、と聞いています
こうしたウソを平然とつける人間だからこそ、出世するのでしょうか?
中国発の報道はよく吟味しないとダメで、とんでもない記事がいくつも登場します
数年前、中国の理工系大学が二本足歩行ロボットの開発に成功した、との報道がありました。が、その二本足歩行ロボットはどう見ても秋葉原で販売されているロボットのキットを組み立てたものにしか見えず、日本では失笑されました
中国メディアは、「独自の技術で開発に成功した。誇らしい」との思いで報道しているのでしょう。実態としては、おそらく日本へ旅行した教授が秋葉原で見つけ購入し、それを自分たちが開発したと称して、メディアの前で公表したのでしょう
中国のメディアはそれがオリジナルの発明品なのか、日本で販売されているホビー商品なのか検証する術も見識もないのです
結局のところ、中国の最先端のロボット技術とは秋葉原で販売されているホビー用ロボット程度にも及ばない、と宣伝しているようなものです
話がそれてしまいましたが、中国のロボットと言えば「先行者」が有名です
ホンダのASIMOやソニーの人型ロボットが話題になっていた時期、中国が開発に成功たと発表したもので、「ホンダやソニーに追いついた」と豪語したものです
その姿は以下のウェッブサイトで紹介されていますが、くれぐれも食べ物や飲み物を口に含んだ状態では見ないでください

中国のロボット「先行者」

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日本経済新聞社

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