「W杯ベスト4など永遠に無理だ」と言うジャーナリスト

ダイヤモンド・オンラインが配信している「週刊上杉隆」で、「ワールドカップ敗退で歓喜している国に、ベスト4など永遠に無理な話だ」と書いています


上杉隆といえば民主党の鳩山由紀夫、小沢一郎を賞賛し、さんざん持ち上げる記事を書いてきた見識を欠くジャーナリストです

翌日の新聞は一面トップでこの「悲劇」を伝えている。また、朝の情報番組を観れば、司会者やコメンテーターが口をそろえてこんな風に語っている。
「感動をありがとう」
「勇気をもらいました」
「日本代表にお礼を言いたい」
一般人ならまだしも、スポーツ報道を扱うメディアの人間にしては、またずいぶんと安上がりに感動するものである。

朝のバラエティ番組(情報番組と呼ぶべきかも怪しいところです)で、出演者が感動を口にするのがそれほどまでに「けしらん」ことなのでしょうか?
上杉隆は「メディアなら敗因を分析しろ」と主張していますが、それはスポーツ専門の番組に委ねればよいことです
朝のバラエティ番組が延々とサッカーの専門用語を並べて、技術論を説く必要はありませんし、視聴者は誰も期待していないでしょう
ただ、朝一番に「すごかったねえ」、「いや、惜しかった」と挨拶を交わしたいのであり、感動の一端を共有したいだけなのですから
社交辞令として選手の健闘を称えることすら「許せない」と言うのはあまりに器量が狭すぎます。上杉隆は「オレはこんなに器量の狭いチンケな男なのだ」と朝から自慢しているように見えて、気持ち悪いくらいです
上杉隆の主張は、「芸能バラエティ番組でサッカーの技術論をやれ」と要求する無茶なものです
サッカーの技術論を闘わせたいなら、それ専門の雑誌、メディアがあるわけで、コアなサッカーファンならそちらも目を通すでしょう
年に数回、日本代表の試合を観る程度の視聴者はそんな技術論を期待していません
サッカージャーナリズムの貧しさそのものについては上杉隆の指摘どおりであり、予想を大きく外した自称専門家たちは大いに反省し、自分がどこをどう読み間違えたのか明らかにするべきでしょう
セルジオ越後のように、「自分の予想は外れたが、うれしい外れ方だった」と言うだけで、代表チーム批判を延々とやっている専門家もいます。こうした反省のない態度も芸風なのでしょう(自分は嫌いですが)
「岡田監督では駄目だ。オレに監督をやらせろ」と吠えまくっていたラモス瑠偉は一転して、岡田監督賞賛に回っています。節操のないところも芸風でしょうか?
上杉隆は上記のように鳩山由紀夫や小沢一郎を大絶賛し、持ち上げる記事を書きまくっていたジャーナリストですから、なぜ国民が鳩山由紀夫や小沢一郎を信任しなくなったのか、その背景を明らかするべきであり、自分がどこをどう読み間違えたのか語るべきでしょう
それができずして、「日本のスポーツジャーナリストはダメだ」などと発言するのは笑止千万です
日本の政治ジャーナリストこそ三流、四流だと自らが証明しているようなものです

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