アリアンⅤロケット 韓国の気象衛星打ち上げ成功

前にも触れましたが、EADSアストリウムが製造を担当した韓国の気象衛星兼通信衛星を欧州宇宙機関のロケット、アリアンⅤが打ち上げました
繰り返し強調しておきますが、この気象衛星と通信衛星を兼ねた多目的衛星はフランスのメーカーが製造したものです
しかし、韓国のメディアはこの気象衛星を「韓国の純国産技術で開発した」ものだと記事にしています


通信衛星の設計製作試験など全過程を純国産技術で開発したことで、世界10番目の静止軌道通信衛星開発国への仲間入りを果たしたと説明した。通信衛星技術は、極低温、高温、高真空など極限環境で安定した運営が必要な高難度技術で、米国、フランス、イタリア、日本、カナダ、ロシア、インド、イスラエル、中国が保有している。
ソース:聯合ニュース日本語版 2010/06/27 16:03 KST


確かに通信装置は韓国製のようですが、衛星そのものを設計する技術が韓国にあるとは思えません
何でも自分たちに都合よく解釈し、表現し、報道して「韓国はすごい」と自尊心を満たすのが韓国のやり方です
そうやって事実を歪曲し粉飾している限りは本当の技術など身につくはずはなく、前回のロケット打ち上げ失敗のように苦渋を舐める結果を招くのでしょう
2004年にサービスが開始された衛星を利用したモバイル放送(モバHO!)というのがありました。サービスを提供する会社は日本と韓国の出資で設立されたのです
しかし、韓国のメディアはこれを「韓国の進んだデジタル通信技術によって開発された」ものと報道していました
使われた放送衛星MBSATは東芝が製造したものであり、中身も日本の技術によるものです。ですが、韓国ではこの放送衛星をDMBと呼び、あたかも独自の放送衛星を保有しているかのような扱いで報道していました。もちろん日本との共同出資による事業という事実さえ伏せており、触れようとしませんでした
そして今回も外国企業に丸投げして製造してもらった多目的衛星を「純国産技術で開発した」と、報道しているのです
技術的にも、報道の姿勢としても進歩がないなあ、と感じます

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