「0円で日本一周」女子大生の本 痛烈な批判
ツイッターで宿泊させてくれる人など支援者を募集しながら所持金0円で日本を一周しようという女子大生が話題となったのは、まだ記憶に新しいところです
その旅を成し遂げた土井雪江が「ツイッターで日本全国0円旅!」(武田ランダムハウスジャパン)を出版しました
しかし、著者や出版社の思惑とは裏腹に批判の嵐に見舞われていると、ロケットニュースが記事にしています
彼女の旅について各メディアが取り上げ注目されたのですが、途中からインターネットの掲示板「2ちゃんねる」で、「人の善意を利用した売名行為のための旅」だとか、「旅行記を出版することが既に決まっている。いや、旅行記を出版するために旅をしている」などの書き込みが目立つようになりました
さらに嘘か誠か、彼女を宿泊させるなど支援したと称する人が、「泊めてやったのに礼も言わない。最低の人間」と書き込み、彼女の評判はがた落ちとなりました
もちろんすべての人がそうした目で彼女の旅を眺めていたわけではないのでしょうが、ここまで批判を浴びるとは彼女自身予想もしていなかったと思われます
そして予定通り旅行記が出版されたのですが、記事にもあるようにアマゾンのレビューは批判が並んでいます
「世間から注目され、一躍アイドルとなった若い女性への嫉妬」だと解説するのは簡単ですが、本当にそうなのでしょうか?
人の善意を踏み台に有名になってやろうという彼女のあざとさが鼻につき、どうしようもない不快感を覚えた人が大勢いた事実も否定できません
支えてくれた人たちへの感謝を掲げ、旅から自分が何を感じ、何を得たのかを真摯に語るのであれば、もっと違った評価を得られたでしょう
「人はなぜ旅に出るのか?」という語りつくされた問いですが、彼女自身その問いに対する答えをまったく持ち合わせていなかったのも批判される原因でしょう(旅行記を出版して有名になるため、とは答えられないでしょうから)
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