インチキ商法 岡本倶楽部に強制捜査

会員制でホテル経営をしていた「岡本倶楽部」に警察の強制捜査が入りました。会費を集める際に「元本は保障される」と口頭で約束するなど、悪質な手口が問題になっています


2007年には関東財務局から、こうした勧誘方法や預託金システムが元本保証を禁じた出資法に抵触する可能性があると指摘されると、パンフレットから「元本保証」の文言を削除し、社員が契約者に口頭で「元本保証」を約束する手口で多くの人を騙していた疑いがもたれています
一部ではかなり前から「悪徳商法ではないか」と言われ続けてきたのですが
ブログに「岡本倶楽部は怪しい」とか「危ない」と書くと、岡本倶楽部の関係者と見られる人物が一般人を装い、「そんなことはない」と反論をコメント欄に書き込むという工作までやっていました
インターネットで悪評が広がるのを恐れ、火消しを図っていたのでしょう。もちろん、そうした行為自体があやしさを証明する結果になるわけです
岡本倶楽部に出資した人の中には、インターネットで情報検索をする機会がない高齢者も多かったのではないでしょうか?
検索すれば岡本倶楽部がいかに怪しい商売をしているか、さまざまな情報が見つかるのですが
一部のメディアはひたすら、「インターネットの情報は信用できない」と批判しています。さらに「新聞こそ信用できる」とアピールしていたりします
しかし、新聞が本当に信用できるとは限りません
一時期、日本経済新聞に「近未来通信」という会社が盛んに広告を載せ、出資者を募っていました。全国にIP電話を敷設して儲ける、という話です
芸能人、スポーツ選手を起用した宣伝も派手で、騙された人は少ないありません
あの日本経済新聞の広告を載せている会社だから、と信用して出資した人も世の中にはいたはずです
「近未来通信」は事業の実態がまったくお粗末なもので収益が成り立つものでなく、出資された金を配当に回す自転車操業状態だったと露見しています
社長は大金を持って海外へ逃亡しており、国際手配されています。たとえ社長が逮捕されたとしても出資したお金はほとんど戻ってこないでしょう
怪しい儲け話に騙されないためにも徹底して情報を集め、吟味することをお薦めします
悪徳商法に関する情報を提供するウェッブサイトもあります。怪しい会社、危険な勧誘の手口についても書かれていますので参考にしてください

悪徳商法 マニアックス

追記:岡本倶楽部のオーナー大東正博は有罪判決を受け、山形刑務所に服役していましたが刑期中に死去しています


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