ハリウッドの大コケ映画「スーパーマリオ・ブラザーズ」

1993年に任天堂のゲームの人気キャラクター、マリオを主人公にした実写映画がアメリカで作られました。制作費は4200万ドル(約38億円)で興行収入は2000万ドルだったとされます
映画の出来映えが評判になったのではなく、失望と怒りが話題になったと言えます。ゲームファンは、ゲームを原作にした「5大駄作映画の1つ」として名を挙げるほど、憎悪の対象となりました
ゲームのマリオとあまりに違いすぎ、キャラの設定もでたらめだとか、山ほどダメ出しを食らっています
映画の詳細については以下のウェッブサイトで取り上げられていますが、制作費が50億ドル(4600億円)というのは明らかに間違いです


そのメイキング映像です


ハリウッドならではの大掛かりなセット、さまざまな特殊効果など、山盛りの内容です
インタビューで監督が自信満々に語っていますが、こうしたハリウッドの手法(オレたちの手にかかればゲームの世界もちゃんと映画にしてみせるぜ、という過剰な自信)が裏目に出たのでしょう
ちなみに任天堂はこの映画に関わっておらず、キャラクターの設定に注文をつけたりはしていません
映画のラストシーンではマリオのところへ新たな事件の発生が告げられており、明らかに続編を作る気満々だったと分かります。コケてしまったため、続編は立ち消えになったのでしょうが
残念ながらこの映画はビデオでは発売されましたが、DVD化はされていないようです
ハリウッドは「ドラゴンボール」など、アニメーションやゲームをネタに実写版映画を手がけていますが、成功する割合はかなり低いのが現実です。それでも実写版映画をやろうとするのは、ハリウッドというシステム(そこで働く大勢のスタッフ)を維持しなければならない、との事情があるためと考えられます
マグロが泳ぎ続けなければ死んでしまうように、ハリウッドも何でもいいから映画を作り続けなければそのシステムが崩壊してしまうためでしょう
さて、実写版映画でこけたマリオですが、コマーシャルの方では人気を集めています日本のお笑いコンビ、ナインティナインが演じるマリオ・カートのコマーシャルはYoutubeで200万アクセス以上を記録しています。英語の字幕も何もないのですが


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ニュー・スーパーマリオブラザーズ・Wii
任天堂
2009-12-03

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