エヴァを見るため氷点下でも並ぶロシア人

日本のポップカルチャーが世界でどう受けとめられているか、というのが自分の関心事ですので、その関連でブログを書く場合が少なくありません
新刊JPは新刊本の話題を紹介しているサイトですが、そこで櫻井孝昌著「日本はアニメで再興する」(アスキー・メディアワークス)を取り上げています

“AKB48”にハマる地中海の青年、“エヴァ”を観るため氷点下でも並ぶロシア人

日本の観光アピールが伝統文化(お寺めぐり、茶道、生け花など)に偏っているとの指摘は残念ながらそのとおりです
自分の近くでも、市役所が音頭をとって地域にする外国人との交流会を開催したりしますが、判で押したように茶道の体験とか生け花、浴衣を着せたり、という行事になっています
茶道や華道を軽視するつもりはありませんが、それだけが観光アピールの手段ではないはずです
地域に住む外国人との交流ならばカラオケ大会でもコスプレ大会でも、プレイステーションでのゲーム対戦でもよいと思うのですが、お役所とそこに集まる有識者(お年寄りばかり)にはそうした発想がないようです
さて、話を戻します
海外にある日本の大使館では日本を紹介する行事として、アニメーションの上映を行っています。蓮舫議員なら、「それで効果があるんですか?」とヒステリックに叫びそうですが、無駄ではないと思います
引用した上記のサイトで、「エヴァ」を観るため氷点下でも並ぶロシア人と紹介されていますが、元ネタは以下の通りです


11月4日、ロシアの革命記念日に在ロシア日本大使館がモスクワの映画館を借り切り、「日本の秋」というイベントを開催しました。コスプレショーや「新劇場版エヴァンゲリオン」の新作を上映したのですが、氷点下の気温の中で開場4時間前から行列ができ3千人もの人が訪れた、というあります
鳩山総理大臣がロシアを訪問し、演説会をやっても3千人は集まらないでしょう
「エヴァンゲリオン」のテレビシリーズは2005年にロシアでも放送されており、人気があるようです
こうした日本のポップカルチャーを我々はもっと利用し、生かすべきだと思うのですが

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アスキー・メディアワークス
櫻井 孝昌

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