中国産ニラで農薬中毒 死亡例も

中国山東省青島市で農薬が付着したニラを食べて中毒になる事件があったと報道されています


毒餃子事件でその名が知られるようになった有機リン系殺虫剤に汚染されたニラを、そのまま料理していたようです
中国ではこうした農薬・殺虫剤のでたらめな使用により、高濃度の農薬が付着したままの野菜が出回り、中毒になる例が頻繁に起きており死亡例も出ています
中国政府はメタミドホスなど危険とされる有機リン系殺虫剤を使用禁止にしたと主張していますが、農家がいまだに使用を続けているのが実態です
毒餃子事件で「中国産の食品は危険」とのイメージがつきまとっているわけですが、とてもではありませんが安全宣言など無理です
もう数年前ですが、NHKが放送した中国の農村事情(近代化によって所得を大幅に増やしている農家が増えた、と大絶賛する内容)で、上半身裸の農民が噴霧器で農薬を散布している姿が映っていました。マスクもせず、体に農薬を浴びたまま作業している姿を見て寒気がしたものです
農薬が危険なものだという認識がまったくなく、散布する量など厳密に守ろうとはせず、大量に畑に散布しているように見えました
こうして大量の農薬が散布された農作物が中国国内で加工され、餃子などの食品となって出荷されるのですから、やはり購入を控えるのが賢明でしょう

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