学習院で学級崩壊 愛子様不登校事件
学習院初等科2年に通う皇太子夫妻の長女愛子様が、「同級生に乱暴な子がいるため学校へ行きたくない」との理由で不登校の状態になっていると報じられています
世間一般の反応としては、「甘えるな」とか「特権階級意識丸出し」との批判もありますが、単に我慢すればよいという問題ではありません
記事にあるように学習院は家柄の良い、いわゆる毛並みの良い家庭のこどもが入学する学校です。それだけに「学級崩壊」は想定外、との受け止められ方があるようです
しかし小学校2年生の少年少女には家柄などという自覚は薄いでしょう
むしろ「お受験」から開放され、緊張の初等科1年が過ぎて2年に進級し、一部の児童がわがまま放題、好き勝手な行動に走るようになったのが原因ではないかと思われます
裕福な家庭のこどもでも、家柄の良い家庭のこどもでも、粗暴な振る舞いをする人間は現れるものです
そうした行動を大人がたしなめ、注意し、改善を要求していかないとこどもは増長し、大人を見下すようになります
記事によれば、(1)カバンを投げあう(2)授業中に教室で縄跳びの縄を振り回す(3)廊下をすごい勢いで走り回る-などの乱暴行為を繰り返していた、とあります。他にも授業中に騒ぎだし、勝手に立ち歩いたり廊下で走り回る児童が昨年から目立ちはじめ、1年生では男子児童が、後ろの席に座る女子児童の顔を鉛筆で傷つける事件も発生していたという実態だそうです
教師が把握している実態がこれくらいだとすると、教師の目の届かないところでもこれと同等か、あるいはそれ以上の問題行動があると推測してしかるべきです
学習院に限らず公立の小学校でも見られる事態ですが、「まあこれくらいは」と見過ごしているとますますエスカレートし、授業どころか学校生活全般に支障をきたすようになる可能性があります
世間では「小学1年生や2年生相手に教師は何をしているんだ」と憤り、「ガツンと叱ればいいんだよ」と事態を単純化しようとする人がいます
しかし、自分自身の限られた経験で言いますと、幼いこどもの方が扱い方が難しいわけで、むしろ高校生くらいの方が対応は楽です(比較の問題ですが)
「幼いいこどもだから扱いも簡単」という発想は、彼ら彼女らを見下しすぎているとのではないでしょうか?
「(愛子様の)単なるわがまま」と今回の事態を批判する向きもありますが、むしろ「乱暴な同級生がいるから学校へ行きたくない」と御自分で意志表示をされたのなら、それはそれで成長の証だと思います
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