ジョン・レノンミュージアム閉館

「さいたまスーパーアリーナ」内に開設されているジョン・レノンミュージアムが閉鎖される

との報道があります
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20100204k0000e040066000c.html

ジョン・レノンのファンではないので特に思い入れもありませんし、埼玉まで足を運ぼうと

いう気にはなれません

日本にビートルズのファン、ジョン・レノンのファンは数百万人いるかもしれませんが、こ

のミュージアムの入館数が頭打ちになり、減少するのは止むを得ない話です

展示内容が半年ごとに更新されるとか、新規なイベントをするなど工夫をしない限り、2

度3度と足を運ぶリピーターは増えません。1度訪れたら2度と行かない人がほとんどで

す。たとえそれがジョン・レノンのミュージアムであっても

もしこのミュージアムがニューヨークに存在したなら、観光名所の1つとしてニューヨーク

を訪れる観光客数十万人が足を運んだかもしれません。ただ、それでも訪問は1人1回

きりでしょうが

日本各地に芸能人やスポーツ選手の記念館が存在しますが、事情はどこも似たような

のではないでしょうか?

開館当初は物珍しさから人々が足を運びますが、繰り返し訪れるのは一部の熱心なフ

ァンだけで、来場者は年々減少します。維持費を賄う財源があればともかく、町興し名目

で地方自治体が運営している場合は維持費が重い負担となってのしかかります

私的な博物館ならいつでも閉館できますが、なまじ公的な記念館だと赤字になったから

といって即廃止できません

郷土にゆかりのある著名人の偉業を伝えるのは大切ですが、実物展示にこだわらずに

資料を電子アーカイブに納め、電子情報として閲覧できるようにするなら展示コストを圧

縮できます。20年、30年という展示期間を考えるなら、豪華な記念館建設よりメリット

はあると思います


ジョン・レノンに恋して
河出書房新社
シンシア レノン

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