タイガー・ウッズ セックス依存症治療完了

セックス依存症治療のため施設に入っていたタイガー・ウッズが、6週間の治療プラグ

ラムを終えて夫人に迎えられた、と報じられています。当面、離婚は回避できるのかも

しれません
http://japan.techinsight.jp/2010/02/yokote2010020511300.html

以前にも書きましたが、アメリカではこのような治療プラグラムが歓迎されます

ダイエットのための3週間プログラムとか、アルコール依存症治療のための6週間プロ

グラムなどなど、治療のための理論と実践をパッケージにして販売する商法です

アメリカ社会では一般に問題解決のために「戦略がある」と言わなければ、無能扱いさ

れます。そのため、「セックス依存症を解決するための6週間のプログラムがある。こ

れをやり遂げればセックス依存症から抜け出せる」という商売が成り立つわけです

自分などは「6週間で改善できるのか?」と疑問に思ってしまうのですが・・・

なぜ6週間なのかと言えば、4週間では短すぎて12週間では長すぎるためです

どこかの病院、治療施設が12週間の治療プログラムを提供していたとするなら、競争

する業者は10週間の治療プログラムを宣伝して客を奪いにかかります。「我々の方が

より短期間で効果的なプログラムを提供できる」と。それに対抗するため、また別の施

設が8週間の治療プログラムを提唱する、というわけです

基本的には6週間の治療プログラムで効果が十分でなかった場合、別の治療プログラ

ムにチャレンジするよう勧めるのがアメリカ流です。チャレンジする精神を高く評価する

と表現すべきなのか、楽天的すぎるというべきなのか、よく分かりません

さて問題のセックス依存症ですが、日本ではあまり耳にする機会はありません

官能小説とか、アダルトビデオの世界の話ならあるのでしょうが

Wikipediaでは「セックス依存症」というより広義の「性依存症」として説明しています

「自慰行為やポルノへの過度な耽溺や収集、強迫的な売買春、乱交、露出や覗き行為、

性的ないたずら電話やインターネットを介したアダルト・チャットなど全ての性的な活動」

を含むものだと定義するのですが、それでは対象となる行動が広範囲すぎて問題の所

在があいまいになってしまいそうです

強迫神経症の一つとして覗き行為や露出癖などの異常な性行動が取り上げられる例

はありますが、強迫神経症とここで言うところの「性依存症」がどう違うのか、いまひとつ

はっきりしません

自分の知識の中に「性依存症」はありませんので、勉強した上でこの問題は考えたい

と思います

今回のタイガー・ウッズの「セックス依存症」もスキャンダルとして報道が中心で、具体

的にどのような治療プログラムだったのか、その内容にまで踏み込んだ報道がないた

め詳細は不明です

数あるメディアのうち、どこか1社くらいは突っ込んだ取材をしてもらいたいものです

(関連記事)
タイガー・ウッズ 愛人が10人
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/200912article_16.html
タイガー・ウッズ 14人目の愛人発覚
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/200912article_26.html
タイガー・ウッズ セックス依存症治療完了
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/201002article_19.html
タイガー・ウッズ離婚 慰謝料は425億円?
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/201008article_51.html
タイガー・ウッズ 元妻宅侵入し日記を読み漁る
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/201101article_40.html
強姦で逮捕の同志社大生 「千人斬り目指す」と豪語
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/201210article_11.html

セックス依存症―その理解と回復・援助
中央法規出版
パトリック カーンズ

ユーザレビュー:
参考になりました心理 ...
amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ商品ポータルで情報を見る

この記事へのトラックバック