中国人が語る日本アニメの秘密?

引き続き中国関連ですが

サーチナが在日中国人のブログを、「驚き!日本アニメが世界を席巻する秘密」と題して

記事にしています
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100209-00000011-rcdc-cn

相変わらず中身のない記事です。元になるブログを書いたのは自称「孔子の子孫」の方

だそうですが、中国人の分析はどうしてこうも表面的なところしか見ないのでしょうか?

要するに日本政府が輸出振興策を講じて漫画やアニメーション・キャラクターグッズを積

極的に輸出しているから、世界で流通する商品になっているのだ、との主張です

日本政府が漫画やアニメーション、キャラクターグッズなどのソフト産業を長年無視し冷

遇してきたことなど、日本人なら誰でも知っています

最近になって少しばかりの輸出振興策に乗り出した程度です。「キャンディ・キャンディ」

や「アルプスの少女ハイジ」などの作品がヨーロッパのテレビ局で放映されたのは企業

努力の結果であって、日本政府の輸出振興政策の結果ではありません

どうして中国人はこうもデタラメな認識を振りかざし、ブログを書くのでしょうか?

「外務省は政府開発援助(ODA)のうち24億円の『文化無償協力』枠でアニメ放映権を

購入し、発展途上国で放映することを決めた」と、いかにも政府が積極的に関与してい

るかのように書いていますが、日本の政府開発援助(ODA)の規模からすれば24億

円など微々たる金額に過ぎません

当然、日本のアニメーションがいかに緻密な工程によって作られたものであるか、な

どなどの話は理解できないのでしょう

こうした浅学の輩が、「中国政府も輸出振興に力を入れれば、中国のドラマを世界中

に販売することができる」などというバカな意見を吐くのだと思います

ブログを書いている孔健氏の著作に「日本人は永遠に中国人を理解できない」(講談

社)というものがありますが、アマゾンのレビューでは最低の評価になっています

この上から目線で物を語る姿勢はなんとも気味が悪く、こんな中国人を理解したいな

どとは思いません
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日本人は永遠に中国人を理解できない (講談社プラスアルファ文庫)
講談社
孔 健

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むかっ腹立ちます残念 ...
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