中国でメラミン汚染粉ミルク堂々と販売される: 夾竹桃日記

2010年02月09日

中国でメラミン汚染粉ミルク堂々と販売される

人体に有害な物質メラミンを加えた粉ミルクが販売され、多くの乳児が被害を受けた中

国ですが、その後もこの汚染粉ミルクが廃棄されず販売されていたと報じられています
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100208-00000729-reu-int

銭のためなら人命など何とも思わない中国らしい事件です

別の報道では１０万トンあまりが廃棄されずにいる、と伝えられており、被害はさらに広

がりそうです

粉ミルク単体として販売されているものは回収を急ぐべきですが、菓子など加工食品に

混入されたものはどうするのでしょうか？

この事件では牛乳を加工して粉ミルクを製造する際にメラミンを加えた製造会社の幹部

ら３人が死刑になっています

が、これは世論を沈静化させるためのパフォーマンスにすぎず、実態解明も不十分で、

摘発を逃れた業者が多く存在したのでしょう。さらにメラミンが混入した乳製品の廃棄も

徹底されていなかったのは明らかです

中国の警察当局、食品行政の担当行政部局の杜撰な対応が招いた結果です

中国といえば農薬入り餃子事件も解決できないまま、うやむやにしています

解決能力がないと言った方が適切なのかもしれません

さて、今回のメラミン混入粉ミルク事件でも中国政府は「我々は被害者だ」と主張するの

ではないでしょうか？

何でも被害者面をすれば通用すると思っているのですから呆れるしかありません

事態を招いた責任は中国企業にあり、中国社会にあり、中国政府にあるのは明らかで

す。その責任を頑として否認し、「我々は被害者」と言い張るのが中国政府の常套手段

です