民間人校長候補に盗撮歴発覚
横浜市が市立学校の校長に民間人を募集したところ、その採用候補者の中に盗撮歴で逮捕された人物がいた、と問題になっています
逮捕され罰金刑以上の刑が確定した人物は欠格事項に該当するため、公務員として採用されない決まりなのですが、今回は逮捕されたものの示談が成立して起訴猶予になっているため欠格事項には該当しません。従って採用することも法制度上は可能です
記事では「プライバシーの問題があって逮捕歴を調べることは難しい。個人の倫理観に頼るしかない」と教育委員会側の釈明が載ってますが、これは疑問です
公務員としてしかるべき役職に採用する候補者については、刑事罰の有無や世評について地域の警察に照会する手続きを踏む慣習があります。もちろん、すべての公務員に適用されるわけではありませんが
教育委員会がこうした警察照会の手続きを怠っていた可能性があります
警察としては官公庁から照会はあれば逮捕歴の有無を回答したはずで、盗撮歴で逮捕された件もその時点で発覚したに違いありません
記事を書いた記者は何を取材しているのでしょうか?
教育委員会の見せ透いたウソをそのまま記事にしているのなら、それはそれで問題です
しかし、盗撮で逮捕された経歴があるにも関わらず学校長採用に応募した側にも問題はあります
どのような人物かは知りませんが、盗撮行為が一度だけの過ちだとは思えません
学校長になろうとした動機には当然、児童生徒の盗撮をしたいという欲望が反映しているはずです。本人自身がそうした己の性衝動をまったく自覚していないとすれば、それもまた問題です
痴漢や盗撮、覗きという性犯罪で逮捕されても犯行を頑なに否定し、自分がそうした性衝動に駆られている事実を受け入れない人間がいます
犯行を否定するとともに、自分はそのようないかがわしい性衝動にとりこまれてなどいないと言い張るのですが、何よりも行動が証明しているわけです
自覚のない者に己の性衝動をコントロールできるはずはありませんから、何度も犯行を繰り返す羽目に陥ります。手鏡を使って女性のスカートの中を覗き見た、として逮捕された有名なエコノミストにして大学教授がいますが、彼は覗きや痴漢行為で数回の逮捕歴があります
衝動を抑制するには、己の欲望と向き合うところから始めなければなりません
教員の性犯罪が問題にされている現在、教育委員会は教職員の採用にもっと注意を払うべきでしょう
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