仏ワイン誌最高賞に「神の雫」
フランスの代表的なワイン専門誌「ラ・ルビュー・ド・バン・ド・フランス」が贈る「今年の特別賞」(最高賞)に、ワインをテーマにした人気漫画「神の雫(しずく)」の原作者、亜樹直氏(姉と弟の2人)と作画のオキモト・シュウ氏を選んだ、と報じられています
いつもなら日本のサブカルチャーが海外で高い評価を受けたニュース、として紹介するところですが、「神の雫」に関してはあまり喜べません
漫画の出だし辺りは面白く読んだのですが、途中からワイン対決のストーリーになると読む気が失せてしまいました
要するに漫画「美味しんぼ」の「至高のメニュー対究極のメニュー」と同じパターンであり、二番煎じの印象がぬぐえません
さらには市井の人々の抱えるさまざまなトラブルをワインで解決するという話の展開も、「美味しんぼ」に見られる何でも料理で解決するパターンと同じであり、物真似にすぎません
せっかくの題材なのにグルメ漫画の物真似に陥ってしまったのは残念です。ワイン対決などに走らず、別の展開もあったと思うのですが
もちろん原作者にすれば「物真似ではない。オリジナルだ」と反発するでしょう
さて、「神の雫」のドラマ化の権利をペ・ヨンジュンが購入し、韓国でドラマ化を目指すという報道がありましたが、最近になってこれを断念したと伝えられています
注目を浴びる作品だけに、日本でも再度のドラマ化が計画されるかもしれません
前回は亀梨和也主演でドラマ化されたものの平均視聴率6%台という不振で、日本テレビの「火曜ドラマ」史上最低の視聴率となりました
(関連記事)
「美味しんぼ」原作者が福島で鼻血ブー
「美味しんぼ」で被曝被害を煽り炎上騒動
被曝で鼻血と言い張る「美味しんぼ」最新号
ボージョレ・ヌーボー 「10年に1度」のキャッチコピー