鳩山総理はマザーコンプレックス

鳩山由紀夫総理はマザーコンプレックスである、と月刊誌「正論」が取り上げていると

報じられています
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091229-00000516-san-pol

記事によれば心理学者林道義が鳩山総理の人格を深層心理学で分析した結果、と

あります

林道義氏はユング派の心理学者です。著作は各方面にわたっていますが、あちこち

で論争を繰り広げたりと、その主張・行動には賛否両論ある人物です

世間一般では「マザコン」と呼ばれマザーコンプレックスですが、ユング派分析心理学

ではこれを重視しますが、フロイトの精神分析学ではマザーコンプレックスだけを取り

上げて論じることはなく、エディプスコンプレックスという概念の中で考えます

「シンデレラコンプレックス」など、さまざまなコンプレックスを提唱する人が溢れていま

すが、フロイトは弟子たちが勝手に「○○コンプレックス」という概念を提唱するのを嫌

っていたようで、厳密かつ厳格に定義するべきだと考えていました

父性を重視したフロイトと、母性を重視しようとしたユングの違いは興味深いところです

が、話が逸れるので割愛します

記事の方に話を戻しますが、「鳩山総理はマザーコンプレックスである」と指摘しても何

かを言い当てたことにはなりません

もちろんマザーコンプレックスとされる人には特徴があり、鳩山総理の言動からもさま

ざまな指摘ができるわけですが、より重要なのは鳩山総理に決断力を期待できないと

いう点でしょう

鳩山総理自身は「ブレていない」と調教しますが、普天間基地問題でその発言が何度

となく変遷しており、真意が見えません。真意など最初から存在しないのでしょう

自分の発言を周囲の人間をどう受け止め、反応するかを気にしており、相手の顔色し

だいで発言をコロコロ変える習慣に身についてしまっていると思われます

あたかも母親の顔ばかりうかがっているように

「友愛」と言えば聞こえが良いのかもしれませんが、鳩山由紀夫は本気で誰かとケン

カができず、八方美人的な振る舞いに終始することしかできない人のようです

小泉元首相がケンカを恐れず、敵を作り出してはそれを攻撃することで存在をアピー

ルしたのとはまるで違う性格です

優柔不断な鳩山総理は自らの退陣も自分では決められず、小沢一郎の顔色ばかりを

気にして日々を過ごすのでしょう


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祥伝社
和田 秀樹

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