島根女子大生遺棄事件を考える8 次の犯行
島根県立大学1年の平岡都さん(19)が行方不明になってから一ヶ月になりますが、事件はまだ解決していません
現地ではこどもたちの登下校に親が付き添うなど、警戒が続いています
1日でも早く犯人を逮捕することが、何より住民の安心につながるのは言うまでもありません
さて、地域住民の不安は「次の犯行」が起こる可能性にあります
怨恨による犯行であれば、その怨嗟の対象となる人物を殺傷すれば犯行は終わります。しかし、今回のような快楽を求めた殺人事件の場合、犯人はさらなる快楽を求めて次の犯行に手を伸ばすと考えられます
犯人は現在、何を思い、どうしているのでしょうか?
いくつかの本によれば、この種の猟奇殺人を起こす人間は被害者の遺体を捨てるにしても、戦利品や記念品として被害者の所持品や遺体の一部を手許に残すとされています
犯行の生々しさを残す戦利品を眺め、興奮を味わうためでもあるのでしょう
あるいは犯行の様子を写真撮影したりビデオ撮影して残している可能性もあります
もちろん、繰り返し眺め興奮を味わうためです
証拠隠滅のため破棄する、という発想がないのは不思議です
しかし、さらなる快楽を求め新たな犯行を計画する日がくると考えられます
犯人にとって次の獲物となる人物を物色して歩く行為すら興奮を掻き立てるものであり、犯行に至るまでのプロセス自体が快楽にたどり着くための不可欠な前戯だと思われます
既に述べたように被害者である平岡さんは小柄な女性でしたので、犯人の嗜好は少女のような体型の女性だろうと推測されます(たまたま今回の被害者が小柄な女性だったという可能性はありますが)
次に狙うのもやはり小柄な女性と見て間違いないでしょう
もちろん犯人は警察の動向にも注意を払っており、テレビやインターネットで捜査がどこまで進んでいるか情報に眼を配っているはずです
捜査の進展と己の欲望を秤にかけ、第二の犯行に踏み切るかどうか悩みつつも楽しみながらあれこれ妄想を描いているのではないでしょうか?
この事件については以下の通り、言及しています
島根女子大生遺棄事件を考える 1
島根女子大生遺棄事件を考える 2
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