小沢一郎のキリスト教批判　２: 夾竹桃日記

2009年11月17日

小沢一郎のキリスト教批判　２

小沢一郎は先般、「キリスト教は排他的」発言で各方面から批判を浴びました
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/200911article_27.html

その小沢一郎が再び、発言をしています

朝日新聞によれば記者会見で「（仏教の世界観では）生きながら仏にもなれるし、死ね

ば皆、仏様。ほかの宗教で、みんな神様になれるところがあるか。根本的な宗教哲学

と人生観の違いを述べた」とのことです
http://www.asahi.com/politics/update/1116/TKY200911160351.html

自分がこの問題に執着してブログに書くのは、個人的な事情によるものです

先日ふとした興味から「般若心経」が仏教の中でどのよな位置を占めているのか、イン

ターネットで検索してみたところ、般若心経が釈迦本来の教えから大きく隔たったもの

であると知りました

詳細はここに書きませんが、自分の仏教に関する知識など極めて浅いのだと知らされ、

根本から覆された気がしました

生半可な知識で宗教をしたり顔して語るべきではない、と思ったしだいです

しかるに小沢一郎の発言はどうでしょうか？

どうしようもない生半可な知識で、宗教観を語り文明を語っているように見えて、記事を

読むこちらの方が恥ずかしくなります

「死んだらみな仏になる」などという教えが仏教にあるのでしょうか？

一部の葬式仏教の受け売りに過ぎません

仏教と小沢一郎は一括りにしていますが、経典や宗派によりその説く教えは大きく異り、

「成仏」の解釈も異なっています

「地獄や極楽などについて釈迦は何も語っていない」とする宗派もあるくらいです

逆に、地獄や極楽の話を強調した上で仏による救いを説く宗派もあります

小沢一郎はそのような知識も欠如したまま、稚拙な宗教観を得意げに披露しているの

です

「バカ」としか言いようがありません

「西洋思想は人間中心で、東洋思想は人間が自然の一部だ」などという思想の理解に

は失笑するだけです

前回の発言について小沢一郎はキリスト教団体から抗議を受けましたが、少しも反省

するところがなく、今後も幼稚であさはかな認識を語り続けるのでしょう

「歴史問題を語りたがる者ほど、歴史を知らない」との指摘があるように、小沢一郎は

仏教を知らないし知るつもりもないようです

小沢の身近にいるブレーンも小沢一郎をたしなめるつもりはないと思われます

もっとも、小沢は周囲の人の忠告などに耳を貸す人物ではないようですが

（関連記事）
小沢一郎「キリスト教は排他的で独善的」発言
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/200911article_27.html
小沢一郎のキリスト教批判　３
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/200911article_44.html
小沢一郎の地元ダムだけ建設決定　ほかは中止
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/200912article_57.html
小沢一郎は辞任を　新聞各紙の社説
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/201001article_38.html
世論調査「小沢辞任すべき」　７割
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/201001article_41.html
小沢一郎の放言　アメリカメディアが報じる
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/201008article_62.html
小沢一郎待望論にしがみつく人たち
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/201008article_33.html
小沢問題　１５億円もの金が使途不明
https://03pqxmmz.seesaa.net/article/201102article_4.html