女結婚詐欺師 「生活費困り、詐欺」

時事通信の記事で、女結婚詐欺師が埼玉県警捜査1課の調べに対し、「生活費きじまって結婚詐欺をやった」と供述している、と報道されています


実に即物的な答え方です
と言うのも彼女自身、自分が何を希求していたのか本当は分かっていないのでしょう
ベンツを乗り回しても、芸能人御用達のヘアサロンに通っても、有名レストランを食べ歩きしても、それをブログで自慢しても、彼女自身満たされたという思いはなかったのだろうと推測します
束の間の快楽は味わったのかもしれませんが、自分が長年追い求めていたものを手にした満足感には程遠かったのではないでしょうか
もちろん、叶姉妹の如く振る舞うことが彼女の望みだったわけでもありません
そこに何か惹かれるものがあったとしても、、いざ真似をしてみれば自分が期待していたものがないと分かります
強迫神経症に過食という行動があります。これは腹いっぱい食べることが目的ではありません
食べて、吐き戻して、食べて、惨めな思いを味わい自己処罰の衝動に駆られます
本当は何を求めているのか本人も分からないまま、過食と嘔吐を繰り返します
過食という行動の本当の意味は本人もそれと分からない、無意識の中にあると精神分析は考えます
この女性は金を騙し取り、セレブ気取りで散財しても決して満たされた気持ちにはなれず、同じ行為を繰り返し泥沼にはまり込んでしまったのですが、彼女を駆り立てた欲望を彼女自身は理解していないと考えます
判断材料もそろっていない現状で断言するのは軽率ですが、あえて言うならこどもの頃に味わえなかった「家庭の温かみ」や「家族の絆」といったものであるのかもしれません
文集に「嫌いなもの 貧乏」と書くほど貧しい家庭を恨んでいた彼女にとって、幸福とは自分の手で築き上げるものではなく、他人から奪い取るものだったようです
もちろんそんな考え方は間違っているわけですが、彼女の欲望は「幸福を他人から奪うこと」を欲して止まなかったのではなかったか、と考えます
愛とは本来、他人から奪い取るものです。時には妻子ある男性の家庭をぶち壊してでも奪い取るものであります(倫理的には間違いだと批判されますが、現実社会では略奪愛もあり、です)
この事件に関して書いた記事が多くないましたので個別のアドレスを記載するのは止めにします。テーマ別の一覧からアクセスしていただければ幸いです



人のオトコを奪(と)る方法?自己責任恋愛論?
大和書房
島田 佳奈

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