「政治の文化大革命」と自画自賛する危うさ 鳩山内閣

毎日新聞主催のシンポジウムに出席した鳩山内閣の行革担当大臣仙石由人は、現

在進行中の「事業仕分け」について、「これまで一切見えなかった予算編成プロセスの

かなりの部分が見えることで、政治の文化大革命が始まった」と意義を強調した、と報

道されています
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20091113k0000m040079000c.html

毎日新聞の記者も編集部も「文化大革命」という発言をまったく問題視せず、そのまま

記事にしているのですからびっくりしました

文化大革命はもちろん、中国の行われた政治大弾圧です。毛沢東主義を支持しない

人間と見なされ者は紅衛兵と扇動された大衆によって公開リンチにかけられ、中国全

土で700万人以上の殺害されたり自殺に追い込まれました

他にも歴史的な建築物、史跡、書籍などが片っ端から破壊され、燃やされたのです

中国政府は外国政府などによって中国の文化遺産が持ち去られ、毀損されたと主張

していますが、一番甚大な被害を与えたのは中国共産党に他なりません

さて、そんな狂気の沙汰である文化大革命を礼賛するのですから、仙石由人行革大

臣は中国共産党なみの独裁と粛清を目論んでいるのでしょう

時事通信の世論調査では内閣支持率が54%と下落していますが、これでも高すぎる

と思います
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091113-00000109-jij-pol

官僚の天下り人事を次々と実施しながら、「政府が決定したのだから天下りではない」

と詭弁を弄したり、政権公約に掲げていない外国人参政権を実施しようとしたり、と横

暴な振る舞いが続いています

そんな鳩山政権をいまだに5割もの国民が支持しているとはおどろきです


殺 劫(シャ-チェ) チベットの文化大革命
集広舍
ツェリン・オーセル著 ツェリン・ドルジェ写真

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貴重な歴史の証言です ...
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中国文化大革命再論 (慶応義塾大学地域研究センター叢書)
慶應義塾大学出版会
国分 良成

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