女性を誘わない男が悪いのか?

「独女通信」が「僕たち、女性に興味がないわけではないんです!」という記事を掲載し

ています

40代の独身男性が気軽な男同士の付き合いを謳歌しているのはけしからん、と怒って

います
http://news.livedoor.com/article/detail/4433595/

前段のくだりは、「そういう男性も世の中にはいるよねえ」と思いますが、末尾にある筆

者の主張は謎です(これが言いたくて長々と前振りを置いたのでしょうが)


しかし、気楽な相手ばかりと一緒にいることは、自分を甘やかすことにならないだろうか?
気が乗らなくても時々は異性と会う。そんな時は多少お洒落もするだろうし、素敵な店や
レストランを探すことに労力も費やさねばならない。若い頃は嬉々としてできた行動を面
倒と感じるのは、年をとったせいでは? と言っては叱られそうだが、ときめきやドキドキ
感は若さや健康を保つためには必要なものだ。


筆者は「佐枝せつこ」という女性のようです

つまり、女性をデートに誘う努力をしない男性はけしからん、だらしがない、老化の始ま

りだ、と言いたいのでしょうか?

男性である自分にすれば、その発言をまぜっかえしてみたくなります

女性の側にこそ、男性と付き合おうとする努力、工夫、準備、意欲が不足しているので

はないか、と

レストランを探して予約したり、旅行のプランを練るのは「男の役目」だと決め付けてい

る言い草にカチンとくるわけです

まあ、「男の責任だ」とか「女の側にこそ責任がある」と言ったところで不毛な論争である

のは分かっていますが

恋愛を成就させたいのなら「男の責任だ」とか「女の責任」だと言わず、互いに努力して

足りないところは補い、互いに気遣うべきなのでしょう

窓辺に座ったまま、王子様が白馬に乗って現れるのを待っているだけでは何も成就しま

せん

「私を誘おうとしない男が悪い」と愚痴をこぼしながら、そのまま老いるだけです

ちなみにこの佐枝せつこという人物は、岐阜県出身、愛知県在住。金城学院短期大学
英文科卒業後、東海テレビ放送勤務。結婚を機に退職後、執筆活動に専念し、95年
には“中部ペンクラブ文学賞”大賞、96年“マリン文学賞”大賞、97年“「鳩よ!」掌編
小説コンクール”入選など多数の公募文芸賞で入賞を繰り返し、00年からは3年連続
で“ホラーサスペンス大賞”最終候補作にノミネートされた実績を持つ人だそうで、独女
通信のコラムを担当しています



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