結婚詐欺 練炭術師の釈明は聴かれるのか
連日取り上げている体重100キロの結婚詐欺師ですが、結婚話で釣った男性に睡眠導入剤を飲ませ昏睡させていたなど、犯行の詳細が明らかになりつつあります
しかし、警察の取調べを受けながら彼女は何を考えているのでしょうか?
世間を騒がせる事件には、ジャーナリストや作家が群がります。何とか接触を図り、独占手記をモノにしようと働きかけたり、手紙のやりとりを介して本の形で出版しないかと持ちかけます
先日は光市母子殺害事件の犯人を取材したジャーナリストが本を出版しました。面会や手紙のやりとりを介して聴取した犯人の言い分を本にしたのです
こうした取材の方法を否定するつもりはありませんが、往々にして犯人の主張をそのまま受け売りするだけになりがちです
話を聞き出すにしてもこうした犯人たちは自分の不利な事柄については極力、語ろうとしません。話を自分に都合よく捻じ曲げたり、自己宣伝に終始したり、被害者や警察を悪者にして自分こそ被害者なのだと主張したりします
取材する側はそうした主張に異論を挟んだり、疑問を提起することはほとんどありません。犯人の機嫌を損なうと今後取材ができなくなり、本を出版する計画が台無しになる可能性があるためです
ですから犯人の主張を受け売りするだけの安っぽい本しかできないのです
一部の作家、ジャーナリストは死刑囚の取材に熱心であり、手紙のやり取りを重ねるうちにすっかり死刑囚の言い分にほだされ、感情移入してしまい、代弁者のごとく振る舞い出す例もあります。冤罪だ、と騒ぎ出す人もいるわけです
今回の事件でも出版社や作家、ジャーナリストが押しかけ、彼女を口説き落とそうと懸命になっていることでしょう
繰り返し指摘しますが、この手の本の多くは犯人の主張の受け売りであり、事件の真相が暴露されることはほとんど期待できません
にも関わらず取材に当たったジャーナリストや作家は、自分だけが犯人の実像に迫れたとうぬぼれていたりしますので困ったものです
(過去の記事です)
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林 眞須美
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